第8曲「三文フィナーレ」(Dreigroschen-Finale)
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『三文オペラ』は各幕の最後に「三文フィナーレ」という曲を配置しており、それぞれ「第1の三文フィナーレ」、「第2の三文フィナーレ」、「第3の三文フィナーレ」と名付けられているが、ここで使われるのは「第3の三文フィナーレ」である。曲の前半は、牢獄のメッキー・メッサーが不安に駆られ歌う「墓穴からの叫び(Ruf aus der Gruft)」と、同じくメッキー・メッサーの歌う「墓碑銘―すべての人々に赦しを乞うメッキー・メッサーのバラード(Grabschrift (Ballade, in der Macheath Jedermann Abbitte leistet))」が合成された形で進行し、クライマックスを作った後、「第3の三文フィナーレ」の後半部分、白馬に跨ったタイガー・ブラウンが、メッキー・メッサーを即時釈放し世襲貴族の位につけたうえ居館と終身年金を与える、という女王陛下の恩赦の命令を伝える取って付けた様なハッピー・エンドの中、全員によって歌われるコラールにより締め括られる。
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