第38期竜王戦・1組
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第38期竜王戦・1組(だい38きりゅうおうせん・1くみ)は、2025年度(2024年12月6日 - 2025年12月予定)の第38期竜王戦における6つの階級別クラスのうち、上から1番目の組である。
ランキング戦優勝者を1位、準優勝者を2位とし、1位と2位は決勝トーナメントに進出する。一方、ランキング戦準決勝までに敗退した棋士は出場者決定戦に出場する。ランキング戦3回戦(準決勝)敗者は「3位決定戦」、2回戦敗者は「4位決定戦」、1回戦敗者は「5位決定戦」という、ランキング戦成績別に3つの組に分かれたトーナメントで出場者決定戦は行なわれる。各々の勝者各1名(計3名)は決勝トーナメントに進出する。
ランキング戦1回戦で敗退した8名のうち成績下位者の4名は次期2組に降級する。
1組の1位・優勝賞金は 470万円、2位・準優勝賞金は 116万円である。
1組
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(下線の側が先手 / ○:先手勝ち / ○:後手勝ち / ●:先手負け / ●:後手負け) |
1組ランキング戦
- 1位と2位は本戦出場 / 16名在籍
- 持ち時間:各5時間(チェスクロック方式)
日程:2024年12月 6日 - 2025年 5月28日(組合せ発表:2024年11月29日)
※ 前期七番勝負敗者 / 前期1組優勝者 / 前期1組2-3位
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1組出場者決定戦
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(下線の側が先手 / ○:先手勝ち / ○:後手勝ち / ●:先手負け / ●:後手負け) |
日程:2025年 2月25日 - 2025年 5月30日
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脚注
- ^ 「▲6五歩の主張を通した広瀬九段が勝利、渡辺九段「拠点が痛かった」…全員着席で新しい風景の感想戦<1組・渡辺明九段-広瀬章人九段>」『読売新聞オンライン』2024年12月6日。
- ^ 「9筋の「二段ロケット」&△1六銀のB面攻撃で攻めつなぐ…松尾八段が斎藤八段に勝利し2回戦へ<1組・松尾歩八段-斎藤慎太郎八段>」『読売新聞オンライン』2024年12月20日。
- ^ 「久保利明九段VS菅井竜也八段 第38期竜王戦ランキング戦1組 菅井八段の勝利」『日本将棋連盟』2024年12月20日。
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- 「将棋会館の最終対局日…森内九段は廊下を往復、郷田九段が脇息を整えた一局は相掛かりの戦い<1組・森内俊之九段-郷田真隆九段>」『読売新聞オンライン』2024年12月23日。
- 「将棋会館の最終対局で勝ち名乗りあげた郷田九段「修業時代からずっとここで」…敗れた森内九段「思い出よみがえって、少し寂しい」<1組・森内俊之九段-郷田真隆九段>」『読売新聞オンライン』2024年12月23日。
- ^ 「神経戦の終盤で「受け師」がいなしの妙技で白星、3二銀・3三金の形で急所つかませず<1組・木村一基九段-山崎隆之八段>」『読売新聞オンライン』2025年1月9日。
- ^ 「棋風通り手厚い△6四金打で馬の主張を消した八代七段が「剛腕」封じ込んで2回戦へ<1組・佐藤康光九段-八代弥七段>」『読売新聞オンライン』2025年1月23日。
- ^ 「桂跳ねの中央志向で「勇気流」想起させる短手数勝利、遅刻には恐縮…ニコニコ流は粘れず黒星<1組・丸山忠久九段-佐々木勇気八段>」『読売新聞オンライン』2025年1月23日。
- ^ 「玉の逃走路を見据えた△4四金の攻防手で2時間の大長考しいる…競り勝った伊藤叡王は佐々木勇気八段が待つ2回戦へ<1組・伊藤匠叡王-三浦弘行九段>」『読売新聞オンライン』2025年1月24日。
- ^ 「居飛車でも強い菅井八段…「やんちゃ流」とは趣が異なる丁寧な積み上げ型で角換わり相腰掛け銀の将棋を制す<1組・松尾歩八段-菅井竜也八段>」『読売新聞オンライン』2025年2月14日。
- ^ 「苦渋の▲7二馬でも千日手にはならず、打開の鷹揚流に誤算か…1分将棋で妥協しなかった八代七段が競り勝つ<1組・広瀬章人九段-八代弥七段>」『読売新聞オンライン』2025年3月6日。
- ^ 「▲1六角の好着想で主導権握った勇気八段、夕休明けは▲5七桂からあっという間に伊藤叡王を投了へ追い込む<1組・伊藤匠叡王-佐々木勇気八段>」『読売新聞オンライン』2025年3月21日。
- ^ “郷田真隆九段VS木村一基九段 第38期竜王戦1組ランキング戦 木村九段の勝利|棋戦トピックス|日本将棋連盟”. www.shogi.or.jp. 2025年4月18日閲覧。
- ^ “先手番ながら菅井流の駆け引きか、昼前に千日手が成立…指し直し局は通常の昼食休憩明けの時間に<1組・菅井竜也八段-佐々木勇気八段>”. 読売新聞オンライン (2025年4月17日). 2025年4月18日閲覧。
- ^ “藤井聡太竜王への再挑戦目指し、一瞬の逆転勝ちでクラス決勝進出の勇気八段が一番乗りで本戦入り…菅井八段は痛恨の頓死<1組・菅井竜也八段-佐々木勇気八段>”. 読売新聞オンライン (2025年4月17日). 2025年4月18日閲覧。
- ^ 「玄妙な垂らし、▲4四歩の顔を立てた八代七段が「受け師」を破って本戦入り…前期挑戦者・佐々木勇気八段の待つ決勝へ<1組・木村一基九段-八代弥七段>」『読売新聞オンライン』2025年4月25日。
- ^ 「八代七段の△4二銀が風雅な受け、勇気八段の攻めを切らして初のクラス優勝…本戦は「スーパーシード」の位置に<1組決勝・佐々木勇気八段-八代弥七段>」『読売新聞オンライン』2025年5月28日。
関連項目
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