第2章 フォルトゥナタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 15:22 UTC 版)
「ミメーシス (アウエルバッハ)」の記事における「第2章 フォルトゥナタ」の解説
ローマ帝国の著作家として、ペトロニウスの『サチュリコン』におけるトリマルキオの饗宴と、タキトゥスの『年代記』の荘重体文体を取り上げ、近代のリアリズムの表現方法に近いと指摘する。同時に彼らのリアリズムの限界として鳥瞰的な描写を指摘し、ペトロニウスやタキトゥスが意識しなかった社会的地位の低い人々が、新約聖書では描かれているとした。例としてペテロの否認の逸話が引かれている。
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