第十一国立銀行とは? わかりやすく解説

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第十一国立銀行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 04:37 UTC 版)

第十一国立銀行のデータ
設立日 1877年(明治10年)4月20日[1]
所在地
名古屋市茶屋町3丁目7番地→
名古屋市上長者町4丁目15番地[1]
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第十一国立銀行(だいじゅういちこくりつぎんこう)は、明治期に愛知県名古屋で設立された銀行

1877年(明治10年)に、名古屋区吉田禄在の呼びかけで、尾張藩御用達商人であった「いとう呉服店」(現松坂屋)の伊藤次郎左衛門祐昌らによって茶屋町に設立[2]。資本金は10万円[1]。初代頭取には伊藤次郎左衛門が就任[1]。当時の国立銀行は旧士族金禄公債を資本とする例が多かったが、当行は商人資本の銀行であった[3]。国立銀行としての20年間の営業満期を前に第百三十四国立銀行と統合するような形で、愛知銀行東海銀行の前身の一つ)が設立され、歴史の幕を閉じた[4]

沿革

  • 1877年(明治10年)4月20日:設立[1]。頭取に松坂屋創業家の伊藤祐昌
  • 1877年(明治10年)5月26日:開業免状下付[1]
  • 1877年(明治10年)7月18日:開業[1]
  • 1891年(明治24年)4月:営業所を創立以来の茶屋町から上長者町に移す[1]
  • 1896年(明治29年)4月20日:愛知銀行が開業し実質営業譲渡を行う[5]
  • 1897年(明治30年)4月1日:国立銀行営業満期前特別処分法に基づき私立銀行十一銀行に改称[4]
  • 1897年(明治30年)7月1日:本店を愛知銀行本店内に移転[4]
  • 1903年(明治36年)1月11日:解散[4]

関連項目

脚注

参考文献

  • 東海銀行行史編纂委員編『東海銀行史』東海銀行、1961年、12-15頁。 



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