第九段一書(六) - 無名雄雉・無名雌雉
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高皇産霊尊が皇孫の瓊々杵尊を葦原中国に降臨させようとした時、八十諸神に「葦原中国は大きな岩や、木の株、草の葉もよく言葉を話す。夜は火の粉のように喧しく、昼はハエのように沸きあがっている」、と云々。 高皇産霊尊は、「昔、天稚彦を葦原中国に遣わした。今でも報告に来ないのは、国神には抵抗する者があるからだろうか」と言い、無名雄雉(ななしおのきぎし)を遣わした。この雉が飛び下って、粟や豆の畑に留って帰らなかったので、高皇産霊尊は今度無名雌雉(ななしめのきぎし)を送り出した。この鳥は天稚彦の矢に当たって、天に戻って報告した。 ここからは天孫降臨に繫がる。その項も異伝であり、要所要所で略すのは他の書と酷似するからと思われる。
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