高国造
(石城美夜部 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 06:09 UTC 版)
高国造(たかのくにみやつこ・たかこくぞう)は、常陸国北部を支配した国造。多珂国造とも。
概要
『古事記』、『常陸国風土記』では多珂国造、『先代旧事本紀』「国造本紀」では高国造と表記される。
祖先
- 『古事記』では、天之菩卑能命の子・建比良鳥命を遠祖としている。
- 『先代旧事本紀』「国造本紀」では、成務朝に弥都侶岐命の孫・弥佐比命を国造に任命したとされる。
- 『常陸国風土記』によると成務朝に建御狭日命が多珂国造として赴任したとされる。
氏族
石城氏(いわきうじ、姓は直)で、出雲臣の初期分岐氏族である。
本拠
支配領域
国造の支配領域は当時高国と呼ばれた地域、後の常陸国多珂郡、現在の茨城県日立市、高萩市、北茨城市などに相当する。
氏神
佐波波地祇神社(茨城県北茨城市)か。
子孫
石城美夜部(いわきのみやべ、多珂国造石城直美夜部)
関連項目
参考文献
高国造と同じ種類の言葉
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