投書欄 (ポルカ)
(短いことづて から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/22 14:02 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『投書欄』(とうしょらん、ドイツ語: Eingesendet)作品240は、ヨーゼフ・シュトラウスが作曲したポルカ・シュネル。『短いことづて』という題名でも知られる。
解説
原題の≪Eingesendet≫とは、「短い」と「ことづて」の合成語で、「新聞の投書欄」を意味するものである[1]。このことから、文字通りの『短いことづて』と意味を重視した『投書欄』の二つの邦題が並立している。
1868年2月4日、ウィーンのジャーナリストと作家による協会「コンコルディア」がゾフィエンザールで催した「コンコルディア舞踏会」で初演された[2]。同日、兄ヨハン・シュトラウス2世がワルツ『ジャーナリスト』(op.321)、 弟エドゥアルト・シュトラウス1世がポルカ・フランセーズ『追伸』(op.35)を初演している[2]。
シュトラウス兄弟の作品の中で新聞に関連した曲名を持つものは、大抵の場合は「コンコルディア」に関連している。ちなみに、兄ヨハン2世は1864年に有名なワルツ『朝の新聞』を作曲しているが、これの献呈先も同じく「コンコルディア」である。
ニューイヤーコンサート
| 開催年 | 指揮者 | 備考 |
|---|---|---|
| 1941年 | クレメンス・クラウス | |
| 1947年 | ヨーゼフ・クリップス | |
| 1957年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1961年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1963年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1964年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1965年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1968年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1971年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1976年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1978年 | ヴィリー・ボスコフスキー | |
| 1980年 | ロリン・マゼール | |
| 1990年 | ズービン・メータ | |
| 1997年 | リッカルド・ムーティ | |
| 2006年 | マリス・ヤンソンス | |
| 2018年 | リッカルド・ムーティ |
出典
| 音楽・音声外部リンク | |
|---|---|
| 全曲を試聴する | |
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- ^ CD『ヨーゼフ・シュトラウス・ポルカ集/ボスコフスキー指揮』解説書より、「短いことづて」(解説:保柳健)
- ^ a b 若宮由美「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート2018解説:76歳のムーティが5度目の登場で、伝統的なニューイヤーを!」より、ポルカ・シュネル〈投書欄〉op.240。
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