百日回峰行_(大峯)とは? わかりやすく解説

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百日回峰行 (大峯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 02:40 UTC 版)

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百日回峰行 (大峯)(ひゃくにちかいほうぎょう)は、奈良県大峰山において金峯山修験本宗で行われる、回峰行の1つ。

概要

準備

  • 4月27日に大峯山に昇って宿坊の準備を手伝う

行程

  • 蔵王堂の地獄谷の宿坊に寝起きする
  • 前日の午後11時25分に起床し、滝行を行う。
  • 参籠所で死出装束を整える
  • 0時半頃出発し、山中118箇所ので般若心経を称える
  • 金峯神社、新茶屋跡、百丁茶屋跡、五番関、泥辻茶屋を経て8時半頃に大峰山頂に到着
  • 51日目以降は宿坊で食事の後、元の道を戻る

規定

  • 最初の50日は片道だけで頂上の宿坊に泊まり、2日で一往復する(隔夜行)
  • 51日目以降は1日で一往復
  • 往復する期間は、戸開けの5月3日から9月23日の戸閉めまでの山開きの間で行う
  • 決して途中で止めることはできない。止める場合は死出紐や短刀で自害する
  • 百日回峰行を満行すると翌年以降から千日回峰行 (大峯)を行うことができる。翌年から行う場合は、後半の50日が千日に算入される

条件

  • 1年に1人の修行者だけ
  • 事前に2年間の修行が必須

沿革

関連項目

出典

  • 『人生生涯小僧のこころ』(塩沼亮潤、致知出版社、2008年)



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