白木峠 (岩手県・秋田県)とは? わかりやすく解説

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白木峠 (岩手県・秋田県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/12 08:04 UTC 版)

白木峠
所在地 日本
岩手県和賀郡西和賀町秋田県横手市
座標 北緯39度17分55秒 東経140度41分39秒 / 北緯39.2986度 東経140.6942度 / 39.2986; 140.6942座標: 北緯39度17分55秒 東経140度41分39秒 / 北緯39.2986度 東経140.6942度 / 39.2986; 140.6942
標高 602 m
山系 奥羽山脈
白木峠
白木峠
白木峠の位置
プロジェクト 地形
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白木峠(しろきとうげ)は、岩手県和賀郡西和賀町から秋田県横手市を結ぶ峠。標高602m。別称、白木山。

概要

藩政時代、盛岡藩久保田(秋田)藩の藩境で、麓には両藩の境目番所があった。峠名は和賀郡西和賀町白木野に由来している。

盛岡藩では「沢内街道」と、久保田藩では「白木嶺道(しろきれいどう)[1]」(邦内郷村志[2])や「小松川街道」と呼ばれる脇街道が経由しており、かつては、陸羽を結ぶ重要な路線であり、鉄道開通以前は岩手県との交易のみならず、仙台・東京方面との交通路として利用されていたが、峻険のため牛馬による駄送が困難で、平和街道の開通により衰退した。

越中畑御番所(盛岡藩領、西和賀町)と小松川御番所(久保田藩領、横手市)の間の古道約6kmは、歴史の道としてハイキングコースになっている。

峠の山頂には、秋田側の白木嶺道における一里塚起点と、1845年(弘化2年)冬、伊勢参の遭難者の慰霊の五輪塔が造立されている。

脚注

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参考資料

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 3 岩手県』角川書店、1985年3月8日。ISBN 4-04-001030-2 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 『角川日本地名大辞典 5 秋田県』角川書店、1980年。 ISBN 4-04-001050-7 
  • 日本山岳会 編 『新日本山岳誌』ニカンシヤ出版、2005年11月15日。 ISBN 4-7795-0000-1 
  • 新・分県登山ガイド 『2 岩手県の山』山と渓谷社、2006年6月10日。 ISBN 4-635-02302-8 

関連項目

外部リンク




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