發音寺とは? わかりやすく解説

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發音寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 00:01 UTC 版)

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發音寺

山門
所在地 兵庫県伊丹市春日丘4-7
位置 北緯34度47分13.1秒 東経135度24分54.7秒 / 北緯34.786972度 東経135.415194度 / 34.786972; 135.415194座標: 北緯34度47分13.1秒 東経135度24分54.7秒 / 北緯34.786972度 東経135.415194度 / 34.786972; 135.415194
山号 飛鳥山
宗派 浄土宗
本尊 十一面観音
創建年 慶安元年(1646年
開基 浄入
法人番号 7140005018249
發音寺
發音寺 (兵庫県)
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發音寺(ほつおんじ)は、兵庫県伊丹市にある浄土宗の寺院。基本的には非公開。

沿革

發音寺は開創以来伊丹の地を動いていない(沿革については發音寺のパンフレットより)。

開創当初は發音庵と称された。有岡八景(有岡古続語)によまれた「野村の晩鐘」で知られた名鐘があった(「有岡昔かたり語録」柿衛文庫蔵)。ただし戦時中に供出されたため現存はしない。[1]。境内には大きな楠の木がある。

  • 1646年(慶安元年)4月に開創された。
  • 1736年(享保21年)10月19日、唐招提寺より十一面観音像の寄贈を受け本尊とした。
  • 1755年(宝暦5年)4月本堂を増築し薬医門を再建した。
  • 1873年(明治6年)1月廃寺となったが、1879年(明治12年)3月芝田称円尼村内有志、檀信徒尽力され再興され、浄土宗鎮西派の末寺となる。
  • 1995年(平成7年)1月17日の阪神淡路大震災により、山門全壊、本堂、庫裡半壊となり、4年余りを懸けて復興された。

文化財

伊丹市指定文化財

  • 木造十一面観世菩薩立像

1965年(昭和40年)11月8日指定。像高170.3cm。右手には錫杖を持ち、左手には蓮の花をさした水瓶を握っている。室町時代以降の類型化と考えられる、長谷寺本尊式の十一面観音像。体部は前後二材からなる寄木造りで、目は玉眼。像には黒漆が塗られている。寺伝では、この像は享保20年10月に唐招提寺(奈良県)より移されたと記されている。

  • 木造大日如来坐像

1965年(昭和40年)11月8日指定。像高84.0cm。膝の前で両手を重ね、親指の先を合わせる法界定印を結ぶ殆蔵界の像。構造は檜を前後二材に寄せる寄木造りで、赤茶色が塗られている。像の作風は、鎌倉時代の宋風彫刻によく見かけられるものであるが、胴が沈んでいたり、衣文の表しから、南北朝時代の造立だと考えられる。

  • 木造三面大黒天立像

1996年(平成8年)8月22日指定。像高148.0cm。この像は三面大黒の福神をイメージしており、当代の大黒天像としては異例の大作にあたる。江戸時代の仏師による檜を主とした寄木造りで造られている。造形作品としても優れており、歯を見せてニヤリ、と笑う顔の生々しい表情や、大黒天を極端にデフォルメされた姿である。宝暦年間(1751~64年)に大阪長町の毘沙門堂から移されたと伝えられている。

この文化財の項目については(平成10年)3月31日伊丹市教育委員会の記述による。

所在地

兵庫県伊丹市春日丘4-7

脚注

  1. ^ 兵庫県の地名Ⅰ 日本歴史地名大系29 平凡社 1999年 412p
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