甲状腺自己抗体と慢性甲状腺炎の関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:43 UTC 版)
「慢性甲状腺炎」の記事における「甲状腺自己抗体と慢性甲状腺炎の関連」の解説
人間ドック受診者を対象とした研究では抗TPO抗体、抗Tg抗体のいずれかが陽性であったものはおよそ18%程度認められるとしている。米国のNHANSEⅢという研究でも同様の結果が得られている。このうち長期経過観察で実際に甲状腺機能低下症を示すものはおよそ20%とされている。即ち、甲状腺学会の診断基準における疑い例を含めると一般人口の18%が慢性甲状腺炎と考えられる。自己抗体のみ陽性で甲状腺腫大を認めない例は病気の初期と考えられ、潜在性自己免疫性甲状腺炎として広義の橋本病に含める。
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