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田邊昇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/11 06:47 UTC 版)

田邉 昇(たなべ のぼる、1925年2月26日 - 2018年2月14日)は、日本大蔵官僚近畿財務局長や、大蔵省大臣官房審議官を経て、西武化学工業社長、オールステート自動車・火災保険社長などを歴任した。

人物・経歴

東京府生まれ[1]。1947年高等文官試験行政科に2番の成績で合格[2][3]。1948年東京商科大学(現一橋大学)卒業[1][4]。同年に大蔵省入省後[1][5]ハーバード大学ハーバード・ロー・スクール留学[1]。1949年金融検査官。1951年札幌国税局室蘭税務署長[6]。1952年金沢国税局総務部総務課長[7]

国税庁長官官房審議官補佐を経て、1963年国税庁長官官房審議官[8]。1964年大蔵省為替局局付[9]国際通貨基金シニア・エコノミスト。1967年大蔵省主税局税制第二課長[10]。1970年大蔵省証券局総務課長兼証券業務課長[11][1]。1972年近畿財務局[12]。1973年国税庁直税部長[13][1]。1974年大蔵省大臣官房審議官[14][1]

1974年退官、西武化学工業専務取締役。1976年同副社長。1978年同社長。1982年にオールステート自動車・火災保険が設立されると初代社長に就任[15][1]。その後ルクセンブルグ・ノムラ・アドバイザリー会長、日本投資信託制度研究所理事長等を経て、財務省財務総合政策研究所特別研究官を務めた[1]。1995年勲三等瑞宝章受章[16]。2018年叙正五位[17]

著書

  • 『図説日本の証券市場 昭和46年版』財経詳報社 1971年
  • 『日本の「アセット・マネジメント」あれこれ』日本投資信託制度研究所 1997年
  • 『投資ファンドと税制 : 集団投資スキーム課税の在り方』弘文堂 2002年
  • 『実務・不動産証券化』商事法務 2003年
  • 『投資ファンドと税制 : 集団投資スキーム課税の在り方 新版』弘文堂 2006年

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 田邊昇 プロフィールHMV&BOOKS online
  2. ^ 並木俊守著 『並木俊守の逆発想生活術』実業之日本社, 1983.4
  3. ^ 大蔵省人名録 : 明治・大正・昭和 図書 大蔵省百年史編集室 編 大蔵財務協会, 1973
  4. ^ 「ビッグバン「後」の新しい金融の流れ / 田邊曻/p2~3」税経通信 53(10)(746) 税務経理協会 [編] (税務経理協会, 1998-08)
  5. ^ 「21世紀に向けての基礎づくり / 田邊曻/p10」Insurance 11月号第2集(3102) 損保版(保険研究所, 1983-11)
  6. ^ 官報昭和26年本紙第7302号 240頁
  7. ^ 官報昭和27年本紙第7718号 548頁
  8. ^ 官報昭和38年本紙第10973号 33頁
  9. ^ 官報昭和39年本紙第11238号 29頁
  10. ^ 官報昭和42年本紙第12204号 14頁
  11. ^ 官報昭和45年本紙第13055号 21頁
  12. ^ ●七十年史(令和元年6月発刊)(PDF形式:17.2MB)財務省
  13. ^ 官報昭和48年本紙第13956号 13頁
  14. ^ 官報昭昭和49年本紙第14263号 11頁
  15. ^ 「顧客のニーズに敏感な損保会社をめざす――田邊曻 / 油井宏之/p46~49」実業界 4月15日(649) 実業界 [編] (実業界, 1983-04)
  16. ^ 官報平成7年号外第82号 26頁
  17. ^ 官報平成30年本紙第7228号 10頁
先代
岩瀬義郎
大蔵省近畿財務局長
1972年 - 1973年
次代
佐上武弘
先代
吉田冨士雄
国税庁直税部長
1973年 - 1974年
次代
横井正美



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