田島健一とは? わかりやすく解説

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田島健一

田島健一の俳句

かまいたち京都にまぼろしを殖やす
クリスマスイブ雨アルミニウムの牛
グリコ横取り僕の横ふかい霧
二十日鼠のまなざしを継ぎ億の雪
人に見られるまでシンメトリーの桃
光るうどんの途中を生きていて涼し
冷遇ガール多彩な蛇に名前あり
夕立を来る蓬髪の使者は息子
天日や毎日まいにちおどろく鮫
徒し世に生きて鵜飼いは昂ぶらず
悪の名詞化この世まばゆいチューリップ
揺れている硝子の青田道あなた
日にくじら永遠がいったん終わる
晴れやみごとな狐にふれてきし祝日
枇杷無言雨無言すべてが見える
欠伸ころして何も無くなり冬の晴
次のバスには次のひとびと十一月
死も選べるだがトランプを切る裸
牡蠣食うて地上を飾る眠り人
猫あつまる不思議な婚姻しずかな滝
白菜が祖母抱きしめて透きとおる
白鳥定食いつまでも聲かがやくよ
空がこころの妻の口ぶえ花の昼
紅梅やネバダにも似た花がある
紙で創る世界海月の王も紙
翡翠の記録しんじつ詩のながさ
蜂が眼を集めて空へ供養の日
西日暮里から稲妻みえている健康
諸氏半身紅葉もうはんぶんは悪
連想ゲームのおわりは晴れて鯨かな
鏡中のこがらし妻のなかを雲
風船のうちがわに江戸どしゃぶりの
鯨は眼がしみてその理由を知らず
鶴つつむ古い布あまねく朝日
鶴と鶴の骨格うすべにいろの雲
 

田島健一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 05:33 UTC 版)

田島 健一(たじま けんいち、1973年11月28日 - )は、東京都出身の俳人。1989年、「炎環」に入会、石寒太に師事。のち同人。また超結社「豆の木」(代表こしのゆみこ)に参加。2015年、鴇田智哉、宮本佳世乃、生駒大祐とともに季刊同人誌「オルガン」創刊。代表的な句に「西日暮里から稲妻みえている健康」「白鳥定食いつまでも聲かがやくよ」などがあり、独特の韻律感覚や明るさへの志向などが指摘される。共著に『無敵の俳句生活』『新撰21』『超新撰21』(100句入集)などがある。現代俳句協会会員。




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