生活歯髄切断法とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 生活歯髄切断法の意味・解説 

生活歯髄切断法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 13:29 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

生活歯髄切断法(せいかつしずいせつだんほう、vital pulpotomy)とは歯髄除去療法の一つ。歯髄疾患歯冠部の歯髄に限局している場合に、根管口部までの歯髄を除去し、歯根部の歯髄を存続させる方法。生活断髄法(せいかつだんずいほう)とも呼ばれる。根未完成歯においては、歯根部歯髄が生きているので、歯根の形成が続く。

適応

  1. 歯髄充血や、急性単純性一部性歯髄炎で、鎮痛消炎療法等の保存療法で治癒しなかった場合
  2. 慢性潰瘍性歯髄炎や、慢性増殖性歯髄炎で、炎症が歯冠部に限局している場合
  3. 歯根未完成歯で、歯冠部に限局しているもの。
  4. 歯の破折等で露髄し、露髄部が直接覆髄法で対応不能な大きさのもの。

等が生活歯髄切断法の適応である。

禁忌

  1. 急性化膿性一部性歯髄炎
  2. 歯根部歯髄に炎症などが及んでいる場合

問題点

  1. 歯髄内の疾患の状態を確実に把握することは不可能であるため、歯冠部に限局しているか否かの正確な判断は困難である。
  2. デンティンブリッジを形成するため、将来的な根管治療が困難になる。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「生活歯髄切断法」の関連用語

生活歯髄切断法のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



生活歯髄切断法のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの生活歯髄切断法 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS