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物加波氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/10 05:54 UTC 版)

物加波氏
本姓 藤原南家懐忠
家祖 藤原懐忠
種別 地下家
出身地 山城国物加波
主な根拠地 山城国
著名な人物 物加波懐国
物加波懐正
凡例 / Category:日本の氏族

物加波氏(ものかわし)は、徳大寺家家司を代々勤めた地下家

概要

地下家伝』によると、藤原武智麻呂の末裔・藤原懐忠の後裔とされる。懐忠から寛永元年(1624年)に生まれ物加波懐正までの系譜は不明で、人名と官職のみが伝わっている[1]

また、『地下家伝』に見えない人物として物加波懐国がいる。『後愚昧記』や『愚管記』、『保光卿記』によると、懐国は物加波親尹の子で六位蔵人や北面の武士として後光厳天皇に重用されたものの、後光厳の典侍日野宣子と密通するなど素行の悪さが理由で応安7年(1374年)2月11日に斬殺された[2]

系図

藤原懐忠
 
 
 
(この間不明)
 
 
 
朝尹
大納言
 
 
 
懐衡
 
 
 
親尹
 
 
 
懐直
 
 
 
懐夜
 
 
 
懐藤
 
 
 
懐兼
 
 
 
(この間不明)
 
 
 
懐古
永正年間
兵部大輔
 
 
 
懐幸
永正年間
蔵人
 
 
 
懐雄
大永年間
左近将監
 
 
 
懐常
享禄年間
兵部大輔
 
 
 
懐世
天文年間
右馬助
 
 
 
懐為
天文年間
蔵人
 
 
 
懐元
弘治年間
蔵人
 
 
 
懐尚
文亀天正年間
紀伊守・宮内少輔
 
 
 
懐資
文禄慶長年間
紀伊守
 
 
 
懐定
寛永年間
紀伊守
 
 
 
懐正
 
 
 
懐遐
 
 
 
懐賢
 
 
 
護懐
 
 
 
懐洒
 
 
 
懐寿
 
 
 
懐産
 
 
 
懐要

脚注

  1. ^ 『地下家伝[1]
  2. ^ 小川剛生『二条良基』(吉川弘文館、2020年)



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