牝牛の姿に
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 09:13 UTC 版)
イーオーはヘーラーの神職にあったが、ゼウスがこれを犯した。ヘーラーに発見されたゼウスはイーオーを白い牝牛の姿に変え、交わっていないと誓った。ヘーラーはゼウスから牝牛を乞い受け、全身に眼がある「普見者(パノプテース)」アルゴスを見張りに付けた。 アルゴスは牝牛をミュケーナイの森の中に連れて行き、一本のオリーブの木につないだ。ゼウスは、ヘルメースに牝牛を盗むよう命じた。しかし、ヒエラクスがこのことをしゃべってしまい、ヘルメースは秘密裏に盗み出すことができず、石を投げつけてアルゴスを殺した。このことからヘルメースは「アルゲイポンテース(アルゴスの殺戮者)」と呼ばれるようになった。
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