点取占いとは? わかりやすく解説

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点取占い

(点取り占い から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/25 09:33 UTC 版)

点取占い(てんとりうらない)とは、駄菓子屋などで売られている子供向けのおみくじ

概要

点取占いのパッケージと同封のおみくじ
点取占いのおみくじの内容

点取占いは、パッケージ単位で「点取占い」と書かれた十数本の占いのおみくじが入っていて、それぞれ色の異なるインクが使われている。

おみくじ自体は薄い紙に糊付けしてあるため、慎重に封をはがさないと破れるおそれがある(おみくじの内容の画像右上の例)。

おみくじの封を開けると、横長の紙に例えば、「気をつけないと又失敗するぞ ●4点」「もしも百万円を拾ったらどうする ○10点」のように、縦書きの数行のメッセージとイラストや点数が添えられている。

点数は1~10点まであり、点数の上にある丸には白丸や半星()、黒丸が書かれていて、点数の高い占いには白丸、低いものは黒丸になることが多い。

メッセージは600種類以上ある。戦前から使用されている名残で、旧仮名遣いや漢字の旧字体も用いられている。シュールな内容も多数あり、ヘタウマのようなイラストが描かれていることから、その筋のファンも多くいる。

商品名は『点取占い』だが、後述の参考図書のVOWなどでは『点取占い』と書かれている。商品ロゴは発売時期により複数種類があり、「点取」と「占い」間に「?」が入る記載のものもある。

おみくじの封を開けて自分の運勢を占う他にはパッケージの裏面に書かれている遊び方によると、開けたおみくじの点数の合計で自分を評価するのと、二人で点数の合計を競うやり方もある。

小史

昭和10年頃、大阪府松屋町の玩具商の宮城隆一が『点取辻占い』として売り出したのが始まりで、戦争で一時は途絶えたが、1963年に復刻された。東大阪市のワカエ紙工で作られていたが、2017年に生産を終了した。[1][2]

関連商品

注釈


出典

  1. ^ 昭和レトロだけど今時の若者にもヒット 「点取占い」の世界 - exciteニュース 2021年3月26日閲覧。
  2. ^ さよなら点取占い、また会う日まで! - 松屋町玩具問屋 まいど!タツヤブログです♪ 2021年3月26日閲覧。

参考図書

関連項目

外部リンク




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