灯籠鬢とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 服飾 > ファッション > > 灯籠鬢の意味・解説 

灯籠鬢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/01 10:19 UTC 版)

灯籠鬢(とうろうびん)は石灯籠の笠のように左右に大きく張り出したである。

江戸中期に大流行し、これを境に日本髪の鬢が大きくなり、逆に後ろ髪(つと)は収まっていく。

春信風

灯籠鬢の特徴は、のひげなどの型を入れて大きく張り出した鬢をのようにまとめるところにある。

灯籠鬢の登場までの日本髪の鬢は、そのまま撫で付けて筋目などを入れるもの(錦祥女[1]鬢など)が主流であったが、これを境に鬢の結い方は大きく変化していくこととなる。現代では結うのに手間がかかるのと整髪料鬢付油)を多用したり、特殊な器具を必要とすることからあまり行われない。

美人画で有名な鈴木春信と同時代に流行し、春信が好んで絵に描いた島田髷(春信風島田)の女性は、この向こうがうっすらと透けて見える灯籠鬢を結っている。当時の女性たちは好みの形に仕上げるために、鯨のひげの型を蝋燭などであぶりながら形を整えていた。

脚注 

  1. ^ きんしょうじょ きんしやうぢよ【錦祥女】”. Weblio. 2020年7月5日閲覧。

関連項目





灯籠鬢と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア」から灯籠鬢を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から灯籠鬢を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から灯籠鬢 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「灯籠鬢」の関連用語

灯籠鬢のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



灯籠鬢のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの灯籠鬢 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS