潘辰とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 潘辰の意味・解説 

潘辰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 06:18 UTC 版)

潘 辰(はん しん、生年不詳 - 1519年)は、明代学者官僚は時用、は南屏先生。本貫処州府景寧県

生涯

幼くして父母を失い、おじに従って北京に居住し、文学の名声で知られた。1493年弘治6年)、弘治帝が山林に隠れた才徳の士を推挙するよう天下に布告すると、府尹の唐恂が潘辰を推挙した。吏部は潘辰が北京で成長したことからこれを退けた。唐恂が再び上奏し、さらに給事中の王綸と夏昂が推薦したため、潘辰は翰林院待詔に任じられた。長らくを経て、翰林院典籍の事務を管掌した。『大明会典』の編纂に参加した。1503年(弘治16年)、五経博士に進んだ[1]1509年正徳4年)5月、劉瑾が『大明会典』の小さな瑕疵を指摘したことから、潘辰は翰林院典籍に降格された。まもなく五経博士にもどされた。6月、翰林院編修となった[2]1517年(正徳12年)、太常寺少卿に抜擢された。1519年(正徳14年)8月、致仕した。12月、死去した[3]

脚注

  1. ^ 談遷『国榷』巻45
  2. ^ 『国榷』巻47
  3. ^ 『国榷』巻51

参考文献

  • 明史』巻152 列伝第40



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  潘辰のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「潘辰」の関連用語

潘辰のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



潘辰のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの潘辰 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS