演劇等の場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 09:15 UTC 版)
演劇、舞台、ドラマなどに於いては、同一人物が2つ(あるいはそれ以上)の役として登場するのをこう呼ぶ。その場合、役の上での人物の容姿は、その人物の容姿によって決まるから、同じ容姿の人物が2人以上出現することとなる。当然それは自然なものとならない。 人手が足りないなどのやむを得ない理由で、目立たない役を同一人物でこなす例もある。しかし、むしろ不自然であることをわきまえた上で、それを意図した配役であることもある。たとえば、バレエの『白鳥の湖』では、王子が恋した白鳥の王女オデットになりすまして、悪魔の娘オディールが王子を誘惑するが、この2人は往々にして一人二役で演じられる。容姿が酷似しているという設定にもとづくが、両者は性格的にも大きく異なっており、その舞踏もはっきりと違ったスタイルで振り付けされるので、それをどう演じ分けるかが見物となる。
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