混合阻害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/07 06:13 UTC 版)
Jump to navigation Jump to search混合阻害(英語:Mixed inhibition)は酵素阻害の形式の一種であり、基質が酵素に結合しているかどうかにかかわらず阻害剤が結合することができるが、基質が結合しているかしていないか、どちらか一方の状態において他方よりも高い結合親和性を示す形式である[1]。この形式が「混合阻害」と呼ばれるのは、基質が結合していない酵素にのみ結合できる競合阻害と、基質が結合している酵素にのみ結合できる不競合阻害を「混合」した形式だからである。酵素と阻害剤の結合親和性が、基質が結合しているときとしていないときで"全く同じ"であるときは、非競合阻害と呼ばれる[1][2]。非競合阻害は、混合阻害の特殊な場合であると考えられることもある。
混合阻害では阻害剤は基質が結合する活性部位ではなく、アロステリック部位に結合する。しかし、アロステリック部位に結合する阻害剤が全て混合阻害であるわけではない[1]。
混合阻害は以下のいずれかの結果をもたらす:
- 見かけの酵素と基質の親和性を下げる(Kmの値が実際より大きくなる;
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