海部森林組合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/22 08:09 UTC 版)
海部森林組合(かいふしんりんくみあい)
概要と主な活動 海部森林組合は、徳島県海部郡海陽町に所在する森林所有者による協同組合であり、地域の林業振興と森林資源の持続可能な活用を目的として設立された。地元の製材業者や建築設計士、大工らと連携し、国産材の地産地消を推進しており、木造住宅「かいふの木の家」プロジェクトなどを通じて森林資源の循環型利用と地域経済の活性化に貢献している[1]。
労働問題(2024年7月16日 書類送検) 2024年7月16日、阿南労働基準監督署は、海部森林組合が2022年11月および12月に発生した労働災害について、発生場所を偽って報告するなどの虚偽申告を行ったとして、労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。この件は、同年4月の立ち入り調査により発覚し、組合側も一部の労災隠しを認めたとされる。これらの事実は、2024年7月17日付の読売新聞および徳島新聞により報道された[2]。
労働問題(2024年12月13日 略式起訴) 2024年12月13日には、上記の労働安全衛生法違反に関する事案について、同組合が略式起訴された。起訴内容は、労働災害の虚偽報告および報告義務違反に関するものであり、これにより労働者の安全確保に関する法的義務が果たされていなかったとされる。これらの情報は、2024年12月14日付の読売新聞および徳島新聞に掲載された[3]。
補足:労働基準法違反に関する未公表情報 なお、出退勤記録の不適切な管理や労働時間の虚偽報告など、労働基準法に関わる別の違反行為についても指摘されているが、これらは現時点で公的機関や報道機関による公表が確認されておらず、第三者による検証もなされていない。これに関する情報は、市民による情報共有サイト に掲載されている[4]。
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