海老名和明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/29 13:49 UTC 版)
海老名 和明(えびな かずあき、1946年6月12日- 2016年4月20日)は、日本の美術品梱包輸送技能者。美術品梱包輸送において、史上初めて、現代の名工(卓越技能者)に選ばれた[1]。
来歴
1970年、日本通運入社[1]。2005年11月9日「卓越した技能者の表彰(現代の名工)」に選ばれ、厚生労働大臣表彰と卓越技能章を受賞[1][2]。美術品梱包輸送での受賞は史上初[1][2]。
2009年、東京国立博物館で「国宝 阿修羅展」が開催され、輸送を担当する[3]。このほかにも、数多くの門外不出の文化財の梱包輸送を担当した[1]。2010年5月13日、京都造形芸術大学芸術表現・アートプロデュース学科「美術品の梱包輸送」講師。定年退職後も、日本通運美術品事業部技術顧問を務める[2]。
担当した主な国宝・文化財
テレビ出演
- 2009年4月28日 - 『プロフェッショナル 仕事の流儀・第117回「不安の先に、光明はある」』
- 6月22日 - 『スーパーJチャンネル・「空前の人気」東京から福岡へ 阿修羅像の“引っ越し“』
脚注
- ^ a b c d e “日通 美術品梱包輸送技能者が「現代の名工」に表彰される”. NIPPON EXPRESSホールディングス. 2025年7月29日閲覧。
- ^ a b c “奈良ひとまち大学ホームページ » 海老名 和明(えびな かずあき)”. 奈良市生涯学習財団. 2025年7月29日閲覧。
- ^ “第117回 海老名和明(2009年4月28日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀”. www.nhk.or.jp. NHK. 2022年9月24日閲覧。
参考資料
- 『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK総合テレビジョン)2010年4月28日放送
- 京都造形芸術大学 プロフェッショナルに学ぶ:展覧会ができるまで
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