海水の遡上による塩害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 04:43 UTC 版)
河川は河口付近において塩水くさびにより河川の底部に海水が遡上する。河口付近の川底には満潮時の海面より低い部分があり、そこまでは海水が遡上してくることがある。このため、海に近い河川は、海に面しているのと同じで塩害が発生しやすい。 さらに、灌漑用水を下流部などから取水している場合などは、河川流量の低下や、水害防止のための浚渫で川の底が掘り下げられた場合に、より海水が遡上しやすくなり、塩害が拡大することがある。日本では、昭和33年塩害などの例がある。
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