派生バージョンと実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/18 18:15 UTC 版)
「DCE/RPC」の記事における「派生バージョンと実装」の解説
"FreeDCE" は DCE 1.1 リファレンス実装を Linux に移植したもので、64ビットのプラットフォームをサポートしている。また、各種プラットフォームへの移植を容易にするため autoconf 化されている。現在、Win32 版の作業が進行中。 Entegrity Solutions は OSF の DCE 1.2.2 を Win32 向けに移植し、PC/DCE という名称で製品化している。 マイクロソフトの DCE/RPC 実装は MSRPC と呼ばれ、Windows NT で採用された。MSRPC は DCE 1.1 リファレンス実装に基づいている。また、マイクロソフトはこれをDCOMにも採用した。 Samba はMSRPCとの相互運用(ネットワークレベルとIDLレベル)のためにMSRPCの実装を含んでいる。ただし、バイナリレベルでの相互運用はできない。 Wineプロジェクトでは、バイナリレベルとIDLレベルの相互運用のため、MSRPCの実装を含んでいる。ただし、ネットワークレベルの相互運用はできない。 Javaで DCE/RPC との相互運用が可能な実装が行われている。
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