池田宿 (千国街道)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 池田宿 (千国街道)の意味・解説 

池田宿 (千国街道)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 02:27 UTC 版)

長野県道51号大町明科線八十二銀行池田支店前

池田宿(いけだじゅく)は、千国街道(糸魚川街道)の宿場。現在の長野県北安曇郡池田町池田に位置する。

概要

古くから塩の道として利用され、武田氏の統治下で伝馬宿として整備された。慶長13年(1608年)には伝馬役が200石の石役を割り当てられている。江戸時代の絵図によると、南北6町48間で、宿場の真ん中を高瀬川から引水した町川が流れ、橋を架けて両側の町家の行き来を可能にしていた。南北の桝形にはそれぞれ如意輪観音堂があった。

元和5年(1619年)、松本城松平康長が、分知を計画して池田宿に「若松城」の築城を着工したが、寛永6年(1629年)に沙汰止みとなった。跡地には「御他屋」と称する藩の出張陣屋が置かれた。享保10年(1725年)の「池田組高辻帳」によると、東西8間3尺、南北10間4尺の敷地に板葺きの建屋があった。御他屋の門は現存し、池田八幡神社の社務所に移築されている。

天明8年(1788年)には池田学問所が開設され、学問が隆盛した。

参考文献

  • 『信州の文化シリーズ 街道と宿場』 信濃毎日新聞社、1980年
  • 『池田町誌 歴史編1』1992年

隣の宿

千国街道

穂高宿 -(2里半)- 池田宿 -(2里半)- 大町宿

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「池田宿 (千国街道)」の関連用語

池田宿 (千国街道)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



池田宿 (千国街道)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの池田宿 (千国街道) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS