永遠の絆_(曲)とは? わかりやすく解説

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永遠の絆 (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/04 15:55 UTC 版)

「永遠の絆」
カーター・ファミリーシングル
初出アルバム『シングル』
B面 Glory to the Lamb
リリース
録音 1935年5月6日 (1935-05-06)[1]
ジャンル ゴスペルカントリーアメリカン・フォーク
時間
レーベル バナー英語版 33465
作詞・作曲 エイダ・R・ハバーション英語版およびチャールズ・H・ガブリエル英語版A.P.カーターが手直し
カーター・ファミリー シングル 年表
He Took a White Rose from Her Hair
1935年
永遠の絆
1935年
Behind Those Stone Walls
1936年
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永遠の絆」("Can the Circle Be Unbroken (By and By)"あるいは"Will the Circle Be Unbroken")は、アメリカ合衆国フォーク・ソングである[2][3]エイダ・R・ハバーション英語版チャールズ・H・ガブリエル英語版が1907年に作詞作曲した讃美歌「Will the Circle Be Unbroken?」が元となっている。

今日、フォーク・ソングとして知られているものの原型は、カーター・ファミリーによって1935年に演奏されたものである。讃美歌のメロディーがほぼそのまま使用されているものの、コーラス部分以外の歌詞はグループの創設メンバー、A.P.カーターによって大幅に手直しがされている。彼らのバージョンの歌詞は母親の死、葬儀、悲嘆についての内容となっている[4]

カーター・ファミリーのバージョンは「Can the Circle Be Unbroken (By and By)」とのタイトルで、コーラス部分もそのように歌われるが、他のアーティストによるバージョンの殆どは讃美歌と同じ「Will the Circle Be Unbroken」のタイトルとコーラスが使用されている。

多くのグループおよびミュージシャンによって取り上げられており、その中にはブラインド・ジェームズ・キャンベル英語版ボブ・ディランザ・バンドザ・ステイプル・シンガーズクララ・ウォード・シンガーズジョン・フェイ英語版ロイ・エイカフジョーン・バエズチーフタンズジェリー・リー・ルイスジーン・ヴィンセントラルフ・スタンレーブラック・クロウズ、クリスティーン・ハーシュ、ジョン・リー・フッカービル・モンローニッティー・グリッティー・ダート・バンドペンタングルスペースメン3カントリー・ジョー・マクドナルドジョン・スタッツ英語版スピリッツ・オブ・ザ・ウェスト英語版ワンダー・スタッフメイヴィス・ステイプルズザ・フェリス・ブラザース英語版ジョニー・キャッシュグレッグ・オールマンネヴィル・ブラザーズジェフ・バックリーモービーアグネス・チャンザ・ボロコス英語版ニュー・イングランド・ウェザー英語版などがいる。

この曲のリフレインはカール・パーキンスの曲「Daddy Sang Bass」や、アトランタ英語版の曲「Sweet Country Music」に取り入れられた。主としてゴスペルブルーグラスフォークでカバーされたが、他のジャンルのバージョンも存在している。カーター・ファミリーのバージョンは、1998年、グラミーの殿堂に加えられた[5]

ほとんどのカバー・バージョンでは曲全体を4/4拍子で通しているが、1927年のカーター・ファミリーの録音では各ヴァースの終わりとコーラス中に2回、3/4拍子を使っている。

1988年、ピート・シーガーが1960年代に設立し、長年主役を務めたハドソン川のクリアウォーター・リバイバル(現在ではクリアウォーター・フェスティバルと呼ばれている)での演奏をきっかけに、キャシー・ウィンター、ベッツィ・ローズ、マーシャ・テイラー、テリー・ダッシュの4人がコーラスの2行目を "Rise Up Singing" と書き換えて、著作権を取得した:

Will the circle be unbroken, by and by Lord by and by.

There's a better way to live now, we can have it if we try.

I was born down in the valley where the sun refused to shine
but now I'm climbing - up to the highlands - Gonna make all those mountains mine.

出版されたバージョン

脚注

  1. ^ BANNER 78rpm numerical listing discography: 33000 - end of series”. www.78discography.com. 2022年1月15日閲覧。
  2. ^ Collins, Ace (1996). The Stories Behind Country Music's All-time Greatest: 100 Songs. New York: The Berkeley Publishing Group. pp. 27–28. ISBN 1-57297-072-3 
  3. ^ Will the Circle Be Unbroken, Secondhand Songs, http://www.secondhandsongs.com/performance/93509 , see adaptation history
  4. ^ Squaring the `Circle’”. Tennessee Walt (2016年3月4日). 2025年8月4日閲覧。
  5. ^ GRAMMY HALL OF FAME AWARD”. Recording Academy. 2025年8月4日閲覧。

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