橋本和幸とは? わかりやすく解説

橋本和幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/29 21:27 UTC 版)

橋本 和幸(はしもと かずゆき、1965年 - )は、日本の芸術家、空間デザイナー。東京藝術大学美術学部 美術学部長、大学院美術研究科長、デザイン科第9研究室(Design Embody)教授[1]

経歴

神奈川県横浜市鶴見区出身。神奈川県立横浜翠嵐高等学校を卒業後、馬車道美術研究所を経て東京藝術大学美術学部デザイン科に入学。同大学大学院美術研究科構成デザイン専攻修士課程を修了。1993年に鹿島建設に入社し、インテリアデザイナーとしてホテル、住宅、商業施設の設計に携わった。2006年より東京藝術大学で教鞭を執り、2025年時点で同美術学部長、大学院美術研究科長、デザイン科第9研究室(Design Embody)教授を務めている[2]

略歴

  • 1965年 神奈川県横浜市鶴見区生まれ
  • 1984年 神奈川県立横浜翠嵐高等学校卒業
  • 1991年 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
  • 1993年 東京藝術大学大学院美術研究科構成デザイン専攻修了
  • 1993年 鹿島建設株式会社 入社(インテリアデザイン部)
  • 2003年 株式会社イリア
  • 2003年 東京藝術大学デザイン科 非常勤講師
  • 2006年 同 助教授
  • 2007年 同 准教授
  • 2013年 同 副学部長(~2018年)
  • 2017年 同 教授
  • 2025年 同 美術学部長、大学院美術研究科長

主な活動

橋本は1990年代より、美術展や空間デザインの分野で活動しており、アート作品の発表、ホテル・商業施設・住空間の内装設計、地域との連携によるアートプロジェクトなどを手がけている。2024年より東京藝術大学 芸術未来研究場 瀬戸内海分校特別プロジェクトリーダーとして香川県と香川大学と連携した事業を進めている[3]

美術・展覧会活動

  • 1980年代末より、グループ展・個展への出展を開始。東京藝術大学卒業制作(1991年)では大学買上賞を受賞[4]
  • 「木のデザイン展」(2010年、2011年)、GTS観光アートプロジェクト(2010~2012年)など、地域とアートを結びつけた活動を展開。
  • 「SUTTEN(素展)」(2019年、スパイラル)、「SDGs × ARTs展」(2021年)など、社会課題に着目したアートイベントにも参加。
  • 研究室成果展「クラムボンっておぼえてる?」などを主催。

空間・インテリアデザイン

  • 鹿島建設在職中およびフリーランスとして、ホテルモントレ、ホテル日航など全国の宿泊施設の内装を担当。
  • コレド日本橋、広島三越、いちごグループホールディングスなど商業施設の空間演出を手がける。

地域連携・教育活動

  • 「美術ワークショップ in 小豆島」(2006年~)、森と子どもをつなぐ拠点づくり(2020年~)などを実施。
  • 「藝大×子ども展」(2019年)、「センサリールームプロジェクト」(2021年~)など教育・福祉とデザインの連携も行っている[5]
  • 光州デザインビエンナーレ(2015年)、瀬戸内国際芸術祭(2016年)にも出展。

外部リンク

  1. ^ 教員インタビュー:橋本和幸 - 東京藝術大学デザイン科
  2. ^ About | 橋本和幸&東京藝術大学デザイン科第9研究室
  3. ^ 橋本和幸 - researchmap
  4. ^ 第六十三回 橋本和幸「買上展」と「クラムボン」 - 藝大リレーコラム
  5. ^ lJFAセンサリープロジェクト 橋本和幸|東京藝術大学デザイン科第9研究室公式サイト




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