横越サギの森
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 07:46 UTC 版)
横越サギの森(よここしサギのもり)とは富山県富山市浜黒崎地区の横越にある森林である。サギやカワウのコロニーとなっている。一帯は富山県の鳥獣保護区となっている。
概要
常願寺川の河口近くの標高5 mにある平地林である。圃場整備が進んだ現在では平野部の自然林は少なく、富山県ひいては日本海側の植生を知るのに貴重である。植生は暖温性の照葉樹が多く、富山県の平地での植生をよく残している。
森の木の枝にはアオサギやコサギの巣が多くあり、春には巣作りするサギの姿が見られる[1]。
サギ類の他にはカワウのコロニーが見られる。カワウ集団の採食地である河川においては、アユやサクラマス等の川魚が捕食される漁業被害が発生しており、カワウは環境省によって「管理すべき鳥獣」に指定されている。この森の2014年(平成26年)カワウ個体数は159匹だった[2]。
交通アクセス
脚注
- ^ とやまと自然-浜黒崎自然調査特集 富山市科学文化センター
- ^ 富山県カワウ管理計画富山県
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