構成素間の関係と結びつきの強弱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 17:16 UTC 版)
「語結合」の記事における「構成素間の関係と結びつきの強弱」の解説
1. 客体関係 従属構成素が主軸構成素に対して客体(対象)の関係を持つもの。ここには直接的な客体の関係のみならず、間接的な客体の関係も含まれる。この関係を持つ結びつきは常に強い結びつきである。 читать книгу(本を読む)など。 2. 規定関係 従属構成素が主軸構成素を規定する関係にあるもの。ここには状況的に規定する関係も含まれる。この関係を持つ結びつきは弱い結びつきである。 хорошая погода(よい天気)、весело играть(楽しく遊ぶ)など。 3. 補足関係 主軸構成素が単独では存立しえず、従属構成素によって語彙=文法的に補われるもの。この関係を持つ結びつきは常に強い結びつきである。 пахнуть табаком(タバコの臭いがする)など。 「пахнуть(臭う)」は名詞の造格形や副詞が従属構成素として必ず従わねばならない。
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