極性移動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 05:41 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動![]() | この記事は英語版Wikipediaの対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2021年2月)
翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2021年2月) ( |
極性移動(きょくせいいどう、英: Polar auxin transport)とは、植物体内において、植物ホルモンであるオーキシンの移動に方向性があることをいう。これは細胞膜上の、主に PIN と呼ばれるグループのオーキシン輸送タンパク質のはたらきによる。
概要
茎の頂端部側の切り口にオーキシンを含む寒天を載せると、オーキシンは基部側に向かってすみやかに移動するが、逆向きだとあまり移動しない。このことから、茎ではオーキシンの極性移動が、頂端部から基部に向かう方向であることがわかる。この極性移動は、主としてオーキシンを細胞からくみ出す輸送タンパク質が、細胞膜の特定の面に偏って分布しているために、オーキシンの輸送に方向性が生じることによる。オーキシンを細胞に取り入れる輸送タンパク質も存在するが、オーキシンはこの輸送タンパク質に頼らなくても、ある程度は細胞膜を通過して、細胞内に入ることができる。そのため、一般にオーキシンを取り入れる輸送タンパク質の分布の方が、オーキシンの移動方向に対して大きな影響力をもっている。
関連項目
参考文献
- 極性移動のページへのリンク