桃源斎栄舟

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桃源斎栄舟

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/08/07 04:25 UTC 版)

桃源斎 栄舟（とうげんさい えいしゅう、生没年不詳）とは、江戸時代の浮世絵師。

来歴

鳥文斎栄之の門人、俗名不明。作画期は寛政末から文化の頃にかけてとされ、肉筆美人画の作が知られる。

作品

• 「見立女三の宮図」　絹本着色　東京国立博物館所蔵　※「桃源齋榮舟筆」の落款、「榮舟」の朱文鼎印あり。栄之筆の「女三宮見立美人図」（絹本着色、フリーア美術館所蔵）とほぼ同じ図様を描く。
• 「見立王昭君図」　絹本着色　東京国立博物館所蔵　※「桃源齋榮舟筆」の落款、印文不明の朱文印あり

参考文献

• 日本浮世絵協会編　『原色浮世絵大百科事典』（第2巻）　大修館書店、1982年
• 小林忠編　『肉筆浮世絵大観（2）　東京国立博物館Ⅱ』　講談社、1995年　※140頁、211頁