柵山正樹
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 01:26 UTC 版)
柵山 正樹 (さくやま まさき、1952年3月17日 - ) は、日本の実業家。
人物
兵庫県出身。1976年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了。1977年同博士課程中退、三菱電機入社。
常務執行役、専務執行役、執行役副社長等を経て、2014年代表執行役社長[1]。
2018年取締役会長、2021年長崎製作所などでの検査不正問題を受け、取締役会長辞任[2]。
2022年10月に公表された検査不正に関する報告書によると、柵山は電力システム製作所の課長時代に、試験の測定結果と異なる数値を成績書に記入し、顧客に示していたと指摘される。ただ、当時は試験装置の精度が低く、柵山本人の推測値との差を埋めていたとみられ、三菱電機ガバナンスレビュー委員長の山口利昭弁護士は「真実の値を見極めるという技術者のプライドではないか。不正の認識はなかった」と語った。しかし、社長在任時に全社の点検を徹底しなかったことについては「極めて重い経営責任」と厳しく指摘している[3]。
脚注
- ^ “「帳簿より現場」三菱電機新社長 柵山正樹”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2014年10月28日). 2022年12月2日閲覧。
- ^ “三菱電機、柵山正樹会長が引責辞任 空調設備など検査不正相次ぐ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年10月1日). 2022年12月2日閲覧。
- ^ “柵山前会長が課長時代に品質不正 三菱電機不正で調査委が指摘 社長時の対応「極めて重い経営責任」”. 神戸新聞NEXT (2022年10月20日). 2022年12月2日閲覧。
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