枡千
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/20 12:56 UTC 版)
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
![]() |
設立 | 安政年間(1854年-1860年) |
業種 | 食料品 |
事業内容 | かまぼこ・練り物製造販売 |
尼崎枡千(あまがさきますせん)は、兵庫県尼崎市に本店を構える老舗かまぼこ専門店である。江戸時代末期の安政年間(1854年-1860年)に創業し、170年以上の歴史を持つ。
概要
尼崎枡千は、尼崎中央・三和・出屋敷商店街の中央四番街商店街に位置し、かまぼこや練り物の製造・販売を行っている。特に、揚げかまぼこ(天ぷら)が有名で、地元で長年愛されている。
特徴
- 製品: 主力商品は揚げかまぼこ(天ぷら)で、白天、イカ天、ごぼう天、豆天、生姜天、平天など常時7種類が用意されている。
- 製法: 添加物を使用せず、新鮮で上質な魚を石臼ですり身にし、具材を混ぜて型に入れ、大型フライヤーで揚げている。
- 人気商品: 「さんしょう天」は、店舗リニューアルに伴い開発された新商品で、現在は看板商品となっている。
評価と受賞
尼崎枡千の天ぷら(揚げかまぼこ)は、第一回「メイドインアマガサキコンペ」においてグランプリを受賞し、尼崎を代表する製品の一つとして認められている[1]。
地域との関わり
尼崎枡千は地元の人々に深く愛されている。特に、貴布禰神社でだんじり祭りが行われる際には来客が増加する[2]。また、2023年に38年ぶりに阪神タイガースがセ・リーグ優勝を果たした際も、多くのファンが祝いの品として尼崎枡千の商品を求めた[3]。
歴史
尼崎枡千は、その長い歴史と伝統的な製法、そして地域に根ざした商品開発により、尼崎の食文化を代表する存在として認知されている。かつて漁師町だった尼崎の記憶を今に伝える老舗店として、全国からも注文が殺到する名店となっている。
江戸時代末期の安政年間(1854年-1860年)に創業し、初代の枡千は尼崎の漁師町で魚の行商をしていた。その後、魚の行商から魚の加工へと転換し、かまぼこ屋として発展した[4]。
脚注
- ^ “第一回メイドインアマガサキコンペ”. メイドインアマガサキ. 2025年1月20日閲覧。
- ^ “尼崎の老舗かまぼこ店 枡千”. 神戸新聞. (2017年9月27日) 2025年1月20日閲覧。
- ^ “阪神優勝で盛り上がる尼崎の老舗かまぼこ店”. スポーツ報知. (2023年11月6日) 2025年1月20日閲覧。
- ^ “尼崎南部再生研究室 - 枡千”. 尼崎南部再生研究室. 2025年1月20日閲覧。
外部リンク
- 枡千のページへのリンク