林鉄元門入とは? わかりやすく解説

林鐵元門入

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/24 06:47 UTC 版)

林鐵元門入(はやし てつげんもんにゅう、生年不詳 - 1819年3月24日文政2年2月29日))は、江戸時代囲碁棋士で、家元林家十世林門入。九世林門悦実子、六段。元の名は鐵元

1805年(文化2年)に二段で林家跡目となり、御城碁初出仕、安井知得に三子で中押勝。鐵元には一男一女があったがいずれも早世し、門悦が本因坊家跡目であった本因坊元丈に請い、門下の船橋元美を鐵元の跡目に迎える内諾を得ていたと言われる。1814年(文化11年)門悦死去により、家督を継いで十世林門入となる。その後六段まで進み、1819年(文政2年)に没す。船橋元美が林家を継いで、十一世林元美となった。

御城碁では12局を勤めた。

御城碁戦績

  • 1805年(文化2年) 三子中押勝 安井知得
  • 1806年(文化3年) 三子中押負 安井仙角仙知
  • 1807年(文化4年) 二子2目勝 本因坊元丈
  • 1808年(文化5年) 二子5目負 安井知得
  • 1809年(文化6年) 先番中押勝 井上春策因碩
  • 1811年(文化8年) 先番ジゴ 安井知得
  • 1812年(文化9年) 先番1目勝 井上因砂因碩
  • 1813年(文化10年) 二子中押勝 本因坊元丈
  • 1814年(文化11年) 二子2目負 安井知得仙知
  • 1815年(文化12年) 先番ジゴ 井上因砂因碩
  • 1816年(文化13年) 先番12目負 本因坊元丈
  • 1818年(文政元年) 先番4目負 安井知得仙知

参考文献

  • 安藤如意、渡辺英夫『坐隠談叢』新樹社 1955年

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