松原の抱える問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 22:00 UTC 版)
砂坂海岸林は1ha内におよそ5,000から10,000本のクロマツが生育しており、植栽密度が極めて高い状態に達している。このまま生長するとクロマツ同士が互いに光合成を阻害しあって十分に行えず、共倒れになってしまう傾向にある。また日本海側に面したクロマツは海風と飛砂を一身に受けるため、枝葉の発生が鈍くなり、光合成を十分に行えないまま枯損し、短命化しやすい。その上、人間による手入れも遅れ気味であることから個体間で優劣が生じており、多くの劣等木が枯損しやすくなっている。この他、マツクイムシ(マダラカミキリやザイセンチュウなど)による被害も深刻化している。 北海道森林管理局はクロマツ保護政策の一環として、海岸に2018年時点で3,000基の防風柵を設置している。
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