朝霞市博物館
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朝霞市博物館 正面入口
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施設情報 | |
専門分野 | 郷土史 |
延床面積 | 2500.0 m2 |
開館 | 1997年2月12日 |
所在地 | 〒351-0007![]() 埼玉県朝霞市岡2-7-22 |
位置 | 北緯35度48分45.5秒 東経139度35分50.0秒 / 北緯35.812639度 東経139.597222度座標: 北緯35度48分45.5秒 東経139度35分50.0秒 / 北緯35.812639度 東経139.597222度 |
最寄駅 | 東武東上線朝霞台駅・JR武蔵野線北朝霞駅 |
最寄バス停 | 内間木線(内間木公園行き) 「博物館前」下車 根岸台線(朝霞市役所行き) 「朝霞市斎場」下車 |
外部リンク | www |
プロジェクト:GLAM |
朝霞市博物館(あさかしはくぶつかん)は、埼玉県朝霞市に所在する、人文系博物館である。
概要
朝霞市博物館は、歴史・文化を扱う人文系博物館であり、貴重な資料の保存及び有効な活用を図ることを目的に、1997年2月12日に開館した。 入口には陶板マップ(航空写真朝霞市全図)を設けて、朝霞市の考古・歴史・民俗・美術工芸の4分野を核として展示されている。
朝霞に暮らした人々の歴史や文化を、そして今に伝わり変化し続ける文化を、各分野ごとにテーマ性のある展示内容としている。 また、パソコンによるクイズ形式の道中双六や土器パズルを設置するなどして、見るだけではなく、楽しみながら学習できる要素も数多く備えた博物館となっている [1]。
館内施設
● 考古分野「遺跡が語る朝霞」
- 復元竪穴建物〔古墳時代〕(実物大模型)
- 朝霞の遺跡(遺跡の分布地図模型)
- 縄文時代の土〜煮る、盛る、貯える
- 弥生時代の道具〜弥生時代の土器・石器
- 朝霞の古墳時代(柊塚古墳の出土遺物)
- ほか 土器パズル、お話ポール、銅鐸をならしてみよう(体験)、なるほど歴史館
●歴史分野「陸の道と水の道」
- 膝折宿の様子(ジオラマ模型、音声ガイド付き)
- 膝折宿本陣
- 新河岸川の様子(ジオラマ模型、音声ガイド付き)
- 新河岸川の舟運
- 東上線の開通
- 朝霞の近代史
- 戦時下の朝霞
- ほか 川越街道道中双六、舟運クイズ、お話ポール、東武東上線すごろく
●民俗分野「水となりわい」



- 銅に関連する資料
- 朝霞市は、江戸時代より、伸銅工業の栄えた地域として名を知られている。
- 同館には、寄贈を受けた伸銅工業関連資料が数多くあり、伸銅関係の展示も重視しているが、民俗資料が中心であり展示の展開量にも限りがある。
- そこで伸銅工業関連資料だけでなく、また民俗資料に限定されることなく、銅に関連した資料を収集し、様々な角度から銅に関する展示を進めてきている。
- 水車に関連する資料
- 伸銅作業を進める過程で水車は必要不可欠な道具であった。また、伸銅工業だけでなく市内各所には古来より「川」が流れ、その「川」を生活の糧として利用してきた。
- そこで「川」と「人々」を結びつける道具の一つである水車に注目し、その資料の収集を図り、かつ展示に活用しているのである[2]。
●美術工芸
中庭と遊歩道


実際に水の力で回る水車は、朝霞市博物館のシンボルとなっている。その姿と杵の落ちる響きは、かつて朝霞に数多く見ることができた風景である。武蔵野のおもかげを偲ばせる遊歩道を散策すると、四阿(あずま屋)が現れる。樹木に囲まれた静かな空間で、遊歩道の脇には、少ないながら湧水も流れている。※(天候不良の場合は遊歩道の利用を禁止している)[1]。
同博物館は高低差のある敷地に立地しており、敷地裏手には豊かな斜面林が残されている。水車は、この斜面林から出る湧き水を利用しており、斜面林と一体で整備されている。建物の外壁に使用されたアルミ材により、空の色を映し出し時刻と共に変化する様を楽しむことができる。『彩の国景観賞』を1997年に受賞している[3]。
利用案内
- 交通
- 電車 - 東武東上線朝霞台駅・JR武蔵野線北朝霞駅から徒歩で15分
- バス - 市内循環バスわくわく号:内間木線(内間木公園行き) 「博物館前」下車 徒歩で約1分、根岸台線(朝霞市役所行き) 「朝霞市斎場」下車 徒歩で約8分
- 休館
- 毎週月曜日(祝日にあたるときは開館)、毎月第4金曜日(祝日にあたるときは開館)、祝日の翌日(土日祝日にあたるときは開館)、12月27日 - 1月4日
- 開館時間
- 午前9時 - 午後5時
周辺
脚注
関連項目
外部リンク
- 朝霞市博物館 施設案内 - 朝霞市
- 朝霞市博物館のページへのリンク