有馬型深部流体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/20 03:49 UTC 版)
フィリピン海プレート等の海洋プレートは海水を巻き込みながら沈み込んでいくが、この際に高温高圧下の環境になる事で地下50 km以深では一部の水が脱水分解反応により、プレートから脱水する。脱水した水はマントルを蛇紋岩化しながら地表近くまで上昇していき断層沿いに湧出する。このような成因の地下水の事を有馬型深部流体と呼ぶ。 名称の由来は有馬型深部流体の中でも代表的な例である兵庫県有馬町の有馬温泉であることから来ている。そのため有馬型温泉・有馬型熱水等とも呼ばれる事がある。湧出地点としては中央構造線沿いに見られることが多い。
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