最終章 卯月――桜
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/01/20 13:07 UTC 版)
大原に春が訪れる。羽賀には、抱かれて、それに応えたことで、自分がまだ女なのだということを実感できたため、珠子は感謝している。珠子は、父が大原で一番好きな寺だった寂光院へと向かう。そこで待っていたのは、憲仁の父、白川雅仁だった。雅仁は、憲仁と憲仁の母親を捨てたことに、ずっと罪悪感を持って、苦しんできたという。珠子のほうが、憲仁の父親の消息を探り始めたのだった。珠子は雅仁と話しながら、彼を亡くなった憲仁に重ね合わせる。雅仁は、「どうしてあなたはそんなに悲しそうなんだ。人と会いたくないために大原にいるのなら、それはよくない」と話す。そして珠子は、新たな決意をする。
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