春日丸 (コンテナ船)とは? わかりやすく解説

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春日丸 (コンテナ船)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/08/14 07:35 UTC 版)

船歴
起工 1975年3月25日
進水 1976年2月25日
竣工 1976年8月27日
その後
主要目
総トン数 58,438 トン
載貨重量トン数 43,896 トン
満載排水量 68,545 トン
全長 289.499 m
垂線間長 273.0 m
型幅 32.2 m
型深 24.3 m
吃水 12.0 m
主機 三菱 MS-40型蒸気タービン 2基
出力 80,000馬力(最大)
72,000馬力(常用)
航海速力 25.9ノット
最高速力 28.98ノット
乗員 33名
コンテナ積載数 2,326TEU

春日丸(かすがまる)は、日本郵船が運航しているコンテナ船。 「春日丸」の船名は日本郵船では初代(1898年竣工の貨客船)、2代目(貨客船として建造されたが空母大鷹に改造)に次いで3代目に当たる。

概要

日本郵船は東アジア~欧州間のコンテナ航路に鎌倉丸級3隻を投入していたが、その増強用として第30次計画造船で建造されたものが本船で、1976年8月27日三菱重工業神戸造船所で竣工、9月2日より欧州航路に就航した。 鎌倉丸級は全長261.0mであったが、本船はパナマ運河通航制限近くまで船体を長くしており、竣工時は日本最大のコンテナ船であった。 1980年6月19日には燃費改善のため、主機の蒸気タービン2基(計80,000馬力)をディーゼル2基(計53,600馬力)に換装した。 これにより航海速力は25.9ノットから23.25ノットに低下したものの、燃料消費量は1日当たり366.3トンから165.6トンへと大幅に低減した。 その後、1988年にパナマ船籍となり「Kasuga I」と改名された。

参考文献

  • 船舶技術協会『船の科学』1976年10月号 第29巻第10号
  • 船舶技術協会『船の科学』1976年11月号 第29巻第11号
  • 海人社『世界の艦船 別冊 日本郵船船舶100年史』1984年 ISBN 4-905551-20-X
  • 日本郵船株式会社『七つの海で一世紀 日本郵船創業100周年記念船舶写真集』1985年
  • 渡辺逸郎『コンテナ船の話』成山堂書店 2006年 ISBN 978-4-425-71371-4

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