早業の草刈師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/23 06:31 UTC 版)
フェノゼリーには「早業の草刈師」(マン島語: Yn Foldyr Gastey、英訳:"The Nimble Mower")という異名があり、古謡に歌われている。 マローン(Marown)小教区にある、聖トリニアン教会の廃墟のまわりの「円形の草地」(マン島語: yn cheance rhunt; "round meadow")は、かつてフェノゼリーが大鎌で草を刈り集めてくれていたと伝わる。しかし、ある農夫は、もっと地面すれすれに刈らなければだめだと苦言したのをさかいに、自分で草刈りをせねばならない羽目になり、しようとすると、かの毛むくじゃらの精霊が現れて、「おそろしい速さで背後から根を短い緒に残して刈りそろえるので、怒った精霊によって足を切断されないように逃げるのが大変だった」という。そのうち誰も草を刈れなくなったが、ある騎士が、中心から円を描いて、用心しながら刈れば大丈夫という、妙案を考え付いた。
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