日本航空502便の管制指示違反
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出来事の概要 | |
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日付 | 2008年2月16日 |
概要 | 管制指示の誤読 |
現場 | ![]() |
負傷者総数 (死者除く) |
0 |
死者総数 | 0 |
生存者総数 | 572 (全員)[1] |
第1機体 | |
![]() 2009年に撮影されたJA8904 |
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機種 | ボーイング747-400D |
運用者 | ![]() |
機体記号 | JA8904 |
出発地 | ![]() |
目的地 | ![]() |
乗客数 | 428[1] |
乗員数 | 18[1] |
負傷者数 (死者除く) |
0 |
死者数 | 0 |
生存者数 | 446 (全員) |
第2機体 | |
![]() 2012年に撮影されたJA8020 |
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機種 | マクドネル・ダグラス MD-90-30 |
運用者 | ![]() |
機体記号 | JA8020 |
出発地 | ![]() |
目的地 | ![]() |
乗客数 | 121[1] |
乗員数 | 5[1] |
負傷者数 (死者除く) |
0 |
死者数 | 0 |
生存者数 | 126 (全員) |
日本航空502便の管制指示違反(にほんこうくう502びんのかんせいしじいはん)は、2008年2月16日に新千歳空港で発生した重大インシデントである。この重大インシデントは航空法施行規則第百六十六条の四第1号「閉鎖中の又は他の航空機が使用中の滑走路からの離陸又はその中止」に該当したものである。
この重大インシデントに関係した航空機は、日本航空インターナショナル所属のボーイング747-400D(登録番号 JA8904)、同じく日本航空インターナショナル所属のダグラスMD-90-30(登録番号 JA8020)である。
日本航空502便のボーイング747-400Dが管制官からの離陸許可がないまま離陸滑走を開始したが、滑走路前方には着陸したばかりの日本航空2503便のダグラスMD-90-30が滑走路を走行中であった。管制官からの指示により、日本航空502便は滑走を2503便の1800m(6000 ft)手前で停止、衝突は免れた。
対応
- 航空自衛隊千歳管制隊の対応
航空自衛隊千歳管制隊において、今回の件の原因となった一因の語である「TAKE-OFF」の用語を離陸許可・その取消以外に通常使用しないということが保安管制業務処理規定に書かれていなかったことから、再発防止のためこれらの用語を適切に使用するよう全管制官に周知した。
- 航空局の対応
国土交通省航空局は、この件の発生直後に日本航空に対し、機長と副操縦士の間で管制指示を相互に確認する手順の徹底等を指導するよう注意を行った。
- 日本航空の対応
この重大インシデント発生により、航空管制官からの指示の復唱徹底を主とする通達を全運航乗務員に通達した。
脚注
注釈
出典
参考文献
- 運輸安全委員会. “航空重大インシデント調査報告書 株式会社日本航空インターナショナル所属 JA8904 株式会社日本航空インターナショナル所属 JA8020 (PDF)” (Japanese). 2021年2月18日閲覧。
外部リンク
航空重大インシデント調査報告書 運輸安全委員会 https://www.mlit.go.jp/jtsb/aircraft/rep-inci/AI2009-1-2-JA8904-JA8020.pdf
重大インシデント報 航空局技術部運行課 https://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/12/120227_3/02.pdf
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