闇狩人とは? わかりやすく解説

闇狩人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 16:24 UTC 版)

闇狩人』(やみかりうど)は、坂口いくによる日本のストーリー漫画。および同作に端を発して発表されている一連のシリーズ作品の総称。


  1. ^ 代わりに特別編として「ことだま屋xZ リポート漫画 第2回」が掲載された。
  2. ^ 単行本カバー折り返し参照
  3. ^ 当初は90年4月号まで連載することを88年10月発売の単行本1巻で予告していたが(坂口曰く、この時点ですでに最終章までの構想は頭の中にあると述べていた)、『月刊少年ジャンプ』の新連載陣との兼ね合いから1か月早い3月号で連載終了したことを単行本5巻に記してある。
  4. ^ 話中で「闇狩人」の語句が出たのは連載が開始されたACT.2からで、読み切り作品であるACT.1では「闇狩人」の語句は話中に登場しなかった。
  5. ^ 『闇狩人⊿』各巻に掲載の「闇狩人シリーズ刊行リスト」より
  6. ^ 配信順から順番にACT.2、外伝『蛍』、ACT.5、ACT.15、ACT.17と、5人の闇狩人が初登場もしくは大きく活躍するストーリーが配信されている。なお、三枝将初登場回のACT.17については連載時同様前後編の2話構成として配信された。
  7. ^ 本話は電子書籍版ではオールカラー化されているがこちらではモノクロ版のため、電子書籍版発売に合わせ作品名に「モノクロ版」の表記が追加されている。
  8. ^ 闇狩人(及び闇狩人⊿単行本版)=ACT.〇〇、新 闇狩人=ACT・〇〇、闇狩人⊿=ACT 〇〇(デルタの文字の上に数字)と表記されている。その他、『Z』掲載時の『⊿』では扉絵が2ページ目以降になる話などでは1ページ目欄外に作品タイトルと共に「#(数字)」とも表記されることもある。
  9. ^ 例として初作の読み切りが単行本ではACT.1になったり、連載時は前後編として掲載されたものなど(ACT.4/17/19)。
  10. ^ 単行本『闇狩人異伝 Dの軌跡』P.120 参照
  11. ^ 新主人公に漫画家志望で巨乳の女子高生を迎え武器はカラス口、間は(現代的な意味合いでの)微妙な漫画家で30代後半と設定されていた。
  12. ^ 『新 闇狩人』単行本1巻カバー折り返しの坂口のコメントでは当初の想定から4~5年遅れたと記されている。
  13. ^ 浅田は『闇狩人』が連載されていた当時、同じく『月刊少年ジャンプ』にて『BADだねヨシオくん!』を連載しており、坂口とは同時期に同雑誌で連載を持っていたライバルにして仕事仲間という「同時期に同じ釜(雑誌)の飯を食った」間柄であり現在でも多少の交流がある。連載当時は「あさだひろゆき」という平仮名のペンネームだった。
  14. ^ 同じ『ビッグガンガン』誌にて、同傾向作品である『アカメが斬る! 零』を手掛けている(ただし『闇狩人』は現代劇で『アカメが斬る!』はダークファンタジー)。
  15. ^ 書籍内でも具体的には記されていなかったものの、カバー折り返しや坂口の書き下ろしページにもそれを匂わせる描写があった。
  16. ^ 『Z』連載作品の電子書籍は作品によって「ジャンプ・コミックス デジタル」と「ヤングジャンプ・コミックス デジタル」から発刊されており、『⊿』は「ジャンプ・コミックス デジタル」からの発刊となる。
  17. ^ 依頼料に関して、間は金額ではなく「金にしみ込んだ涙の重さで殺(や)る」(『闇狩人』ACT.1、他にも『⊿』ACT 23.5で回想の陣内力も同様のことを口にしている)と、秋月は依頼人それぞれの事情も鑑み「同じ金額でも金持ちと貧しい人では価値が違う」(『新 闇狩人』ACT・4)とそれぞれ発言している。
  18. ^ そういう意味では京介のガメツさやセコさも「不必要に事件や被害者・加害者に入れこまないため」に必要な素養でもある。
  19. ^ 殺しに必要なのは半端な技量ではなく「殺す時に躊躇わないこと」であるため。正味な話、普通の人間を殺すのに超人的能力は必要ない。
  20. ^ 携帯からの発信だと通話記録が残るため。なお、第1シリーズでは公衆電話同士での発着信もあった。
  21. ^ 単行本及び復刻版第1巻162ページ、ACT.4後半パートの初めにて徹夜で描いた原稿にその名前が記されている。ペンネームは続編でも使用されている。
  22. ^ 後作である『新 闇狩人』ではユキエが自分の教え子(瑠璃)をアシスタントに紹介した際にこのことを思い出し、教え子がそのアイドルに似ていることもあり教師の立場として警戒する描写が描かれている。
  23. ^ 間曰く、ACT.2で手慣れたものが一番だと語っている。『新 闇狩人』の第2巻坂口の後書きによると、当初はカラス口を設定していたのだが地味でマイナーだったため変更したとのこと。カラス口は後に士堂瑠璃の武器として利用されている。
  24. ^ 『新』で使用している定規は刃渡り23~24センチ、舞台版で使用している定規のサイズは1mである。
  25. ^ 『新 闇狩人』2巻116Pより。
  26. ^ 幼い武士が血まみれの日本刀を持っている回想シーンがある。
  27. ^ 『新』以降の作画担当である細川のブログより。
  28. ^ 舞台版での表稼業はフリージャーナリスト。
  29. ^ JC版短編集『闇狩人 家族の肖像』P.126
  30. ^ JC版2巻 p.24および復刻版1巻 p.218
  31. ^ 空手と言っても古代から続く殺人術で、京介との対決では急所蹴りや目潰しをするなど、間ですら「エグい空手」と言わせるほど。
  32. ^ 岡山県にかつて存在していた村(現在の新見市)と同名。ただし実在した刑部村は昭和2年に刑部町に、後の昭和29年に新見市(旧)に市制変更されたため、話中の刑部村(回想時点で昭和38年)との直接の関連性はない。
  33. ^ 筋肉増強剤・興奮剤・麻薬・精神運動刺激剤などの様々な成分が配合された薬で、飲めば不死身の化け物に変身できる反面、急激な作用の副作用で理性を失い攻撃本能だけが残るもの。その鬼に比べたらベン・ジョンソン(『京に哭く鬼』編の『月刊少年ジャンプ』初出掲載直前の1988年9月に開催されたソウルオリンピック100m走でドーピングにより金メダルと公式記録を剥奪された)なんか可愛いものだと京介が口にするほどの強力なものである。
  34. ^ 実は京介も半年前の暴力団の鉄砲玉事件の件で依頼されており、陣内とはその組事務所で顔を合わせる。
  35. ^ 当初は自分が京介から受け取った薬を飲んで鬼になり、鬼姫と研究員の二人を殺した後に自分を殺してくれと間らに依頼する。その後鬼姫の前で薬を飲む寸前で間の投げたペンがカプセルに命中し「鬼」になることを阻止されたが、鬼姫の始末を請け負う間の指示で京介と共に鬼になった科学者と戦った。
  36. ^ ホームレス仲間から世話になっているため悪ガキから守ったり人探しをしているだけと語っている。
  37. ^ 出版社から青年の父親に渡すよう頼まれた新人賞入選の賞金を頼み料とした。同時に持ち込みに現れた間とも会い、表の顔の一部を知る。
  38. ^ この際にも当初は頼み料を受け取ろうとしなかったが「“許せねえ”だけでやっていたら、身も心も保たない」と諭されて受け取った。
  39. ^ sakaguchiikuのツイート(985994707623854082)でも「原作での復活はない」とツイートしている。
  40. ^ 『Z』にて最終改訂版Re ACT5・6として配信された。
  41. ^ 『新』ACT・8「INTERSECTION II」の副題としても使われた。
  42. ^ 1時間後に始まる自身のオールナイトライブのため早く抜ける代わりにこの5人の始末を引き受けた。
  43. ^ なお、オールナイトライブも敢行された模様で、将の退院が映ったテレビを展示していた電器店にオールナイトライブのビデオ入荷の広告が掲げられている。
  44. ^ 連載が1話短縮されたことによる。
  45. ^ 本間としてはひとみが警察に捕まって汚れる前にアイドルとして始末してほしいと間に頼む。
  46. ^ 2階建ての建物で1階は美崎家の住居となっており、2階の下宿部屋は8畳間の居室が3部屋あり、階段上がってすぐのところの間の部屋が、その隣である奥の部屋に生活時間帯の異なる大学生が住んでいる。台所とトイレは住人共用で風呂は美崎家とも共用(ACT.14では不慮の事故ではあるが、入浴中に間に裸を見られている)。ユキエが客人を招くときは間の部屋を使う。
  47. ^ ACT.14にて受験のため秋田から上京したユキエの親戚の中学生から父親が一人になる心配をして、「美崎ン家と逆なんだ」と間が呟いていたことからユキエの父親はいない模様。そのほか『⊿』ACT 9にてユキエが実業家の男性からプロポーズされた際に間が「女手ひとつで育てた娘の結婚だもの」と語っている。
  48. ^ 『月刊少年ジャンプ』連載時欄外の登場人物紹介より。
  49. ^ それでも『新』以降に登場する教え子の中で一番スカート丈の長い佐原しのぶよりも長く、連載当時の一般女子高生としては普通のスカート長だった。
  50. ^ 言い寄ってくる男の多くはユキエの実家が「都内に土地を持っている」という理由で擦り寄っていた模様。
  51. ^ ACT.19の海水浴でガールウォッチングをしていた間の背後からユキエが蹴りを入れたときの台詞から。この時点で進路が決まっていたかどうかは不明。
  52. ^ 島はナツミの依頼で社長共々間によって始末されている。
  53. ^ ユキエは『新』以降で同じ学校の教師となっているが、遺志を受け継いでいるかどうかは不明。
  54. ^ ACT.1では「闇狩人」という呼称は使われていない。なお、話中で闇狩人という呼称が使われるようになったのはACT.2で喫茶店で夢宮ひとみに移籍の見直しを求めたプロダクション社長の言葉からだった。
  55. ^ ナツミは依頼をした相手が間であることはこの段階ではまだ知らない。
  56. ^ ナツミが何を言ったかと言うユキエの問いに間は「愛してるってさ」と返したら拳骨される。復刻版ではそのコマに「冗談だよ…」というセリフが追加される。
  57. ^ 地元だと一番近い高校まで片道3時間かかるため。
  58. ^ この大学生は裏の仕事として間が依頼を受けた人物で、裏ビデオを製作している学生社長。そのビデオに出た女性は全員無理矢理撮らされ、中には薬を使って言うことを聞かせられた者もいた。それを表沙汰にして訴えようとした女子大生を盗難車を使って轢き殺したことを、同じ被害を受けた新堂(しんどう)という女性(彼女もまたその大学生に騙された一人で、彼女の場合はお金で割り切っていたものの、殺された女性の恨みを利用して自由になりたいのかもしれないと間に呟いていた)から間に裏の仕事として依頼し、待ち合わせに向かう際にホテルの駐車場で道聞きを装った間に始末された。実はその男はさなえもデートを口実に誘って裏ビデオの撮影に利用しようとしていた。補足として、間に裏の仕事の依頼をした新堂も最終話で他の過去に登場した人物とともに登場している。
  59. ^ ユキエにはいとこと言ってある。
  60. ^ 本来、悲しまなくてもよい人間を悲しみの底に突き落とし続けているということ。
  61. ^ ヤクザだった父親が麻薬の幻覚症状で銃を乱射し多数の死傷者を出して警官に射殺されたことで「麻薬で頭のいかれた男の子供」という理由で母親に中絶を勧めるも拒まれ、栄養剤と偽った死産にさせる薬を飲ませ続けたことで赤ん坊は死産となり、薬の副作用で母親も衰弱死した。その中心人物が村長、村医、そして陣内の父親だった。小学生だったしのぶは事の真相を話している所を母親の葬儀の日に聞いてしまったことが村へ復讐する「鬼」となるきっかけとなった。
  62. ^ 外観も変わらず理性も失っていないことが他の鬼になった人物と大きく異なる。
  63. ^ 直接会話していないが、京介は「俺たち(闇狩人)は、その鬼を飼いならしている」と語り、敷島をこれ以上苦しませないため、自ら手にかけた陣内を「やさしい鬼」と評した。
  64. ^ ただし所員は敷島一人のみ
  65. ^ 間らへ向けた「我々は小さな目的のためでも、これだけの大きな犠牲者を簡単に出すことができるぞ(だから我々に逆らうと、お前たちの周囲のもっと多くの人々を不幸に貶めて虐殺してみせるぞ)」というメッセージ。
  66. ^ 間は最上階に到達する直前にビルの構造に異変を感じ下準備をしていたことで難を逃れた。
  67. ^ 京介はけん玉でダグを投げる反動を利用して数階下のフロアに入り込んだため無事だった。
  68. ^ 翌日ユキエが間に投げつけた新聞記事は、単行本版では二人の顔写真と共に名前が書かれていたが、復刻版では名前が消されている。
  69. ^ 光井を始末後、「男に指輪は似合わない」と言う間の考えから、森脇の墓参りに合わせ恵の墓に返している。
  70. ^ ユキエをリーダーにし、残ったメンバーと初代のメンバーが合流し1日限りで復活させ、抗争決着後に改めて解散した。
  71. ^ 『SELECTION』版では「エースプロ」ではなく「エープロ」に変更されている。これはプロダクション・エース(2008年にトライアルプロダクションから名称変更)という芸能事務所が実在しているための変更と思われる。
  72. ^ 背格好、声質、目鼻立ちが似ていたため簡単な整形でいづみに変わることができた。
  73. ^ 手のタコは地引網でできたもの。間はいづみと握手したときに違和感を感じ、5年も続けて出来たタコが1年やそこらでは消えないことで恵であることを確信していた。
  74. ^ 間は恵に「死ぬ事よりも残ってるものを大切にしたほうがいい」と諭す。「もし恵が警察に自分の正体を明かしたらどうするか」という陣内の問いに間は自分が始末して日本から消えると語っている。それを聞いた将は間をロマンチストだと返している。
  75. ^ 金で呼ばれた特待生扱いで、野球選手でありながらチームワークという意識もない。学校のテストも白紙で提出して下駄を履かせているほか、それまでにも数多くの問題を起こしていた。
  76. ^ 台詞では学校でとあるが、高校生か中学生かは明らかにされていない。
  77. ^ 屋台や夜店の売り上げがメインで、殺しや麻薬とは無縁だった。
  78. ^ この代議士も京介が探しているお宝の捜索をかもめ組に依頼しており、京介が落とした手書き地図を受け取った直後に用済みとして殺害した。京介が探していた「お宝」とは三種の神器の一つである「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」で、1185年に壇ノ浦で平家が滅亡した際に剣と共に入水したとされていた安徳幼帝が生きていたことの仮説の裏付けになるものと言われており、再び平家の復活の日のために封印されていたものだった。殺し屋のリーダーはお宝=金銀財宝だと思い込んでいたため、この剣を見つけた時には「薄汚れた青銅の剣か」と言いながら叩き壊そうとした
  79. ^ チェーンも純金製。のちに標的となる代議士からの紹介で父親が購入したもの。これが父親の精一杯の愛情表現であることをさとみが間に呟いていた。
  80. ^ マーナの頼み料(代わりとして手に入れた物)はチェイミィの写真だった。
  81. ^ その相手は子供を産ませた後にお金を置いて逃げたため、何でもお金で解決するという日本人に嫌悪感を抱いていた。
  82. ^ 岡山県に同名の自治体が実在するが、その自治体とは関係がない。
  83. ^ リボルバーなら装填してセイフティを外せば発射できるが、挑発するのが目的で事の成否どころかケガのひとつもさせれば上等と最初から捨て駒だった。
  84. ^ 読切版の久野も含め、「剣を使えない姿で生かされる仕打ち」を「武士・剣客にとっては死ぬより怖い」と土方は評している。
  85. ^ 金銭を代償としたのは最初のバイク会社会長の一件のみで、他の殺しは(闇狩人の主旨からすると)単なる報復と障害排除。
  86. ^ sakaguchiikuのツイート(1183534620299554816)
  87. ^ ただし将子からのセクハラ行為にはわずかながら抵抗している。
  88. ^ 事故でしゃべれなくなった兄の看病をしていた際に我流で読唇術を身に着けた。
  89. ^ そのため運動神経も良く陸上部からスカウトされるほどである他(『新』ACT・5)、ゲームセンターのもぐら叩きでノーミスクリアを披露し将子や周りにいたギャラリーを驚かせた(『⊿』5巻カバー内表紙おまけ4コマ)。
  90. ^ その一方で「いつか誰かに殺されなきゃいけない悪い子」という葛藤も持っていることを北海道で再会した大介に打ち明けるが「悪い子はそこまで考えない」と慰められる。
  91. ^ 持ち運びやすく、丈夫で鋭く、持ち歩いていてもおかしくないものという条件の中から選ばれた。
  92. ^ この手法は何度も見た兄のレントゲン写真からヒントを得ている。使用道具は異なるが、間(第1シリーズのみ)や京介もほぼ同様の方法で仕留めているシーンがある。
  93. ^ 初めて裏の仕事でコンビを組んだ時の間からも自分より正確だと評されている。
  94. ^ 修学旅行のお土産を間に渡した際「お土産をあげられる人は先生(間)だけ」とも打ち明けていた。
  95. ^ 終盤にコンビニで成人雑誌を吟味している姿を瑠璃とユキエに目撃されるところが初登場。その姿を見た瑠璃は引くどころか創作者の鑑であることをのちに将子らに語っている。
  96. ^ 一度マンションへ建て替えのため下宿を出て近所のアパートに2年程住んでいたが、10年前にユキエから一室空いているからと勧められ、漫画家でもローンが組めるならということで購入した。ユキエにはちょうどその時結婚話があり、自分が出ていけば一人になる母親の身を案じ、傍に知っている人がいれば安心できるということで間に購入を勧めた。
  97. ^ ユキエが瑠璃を紹介した際も学生時代巨乳アイドルのファンだったことを思い出し警戒していた。その後もスク水しか持っていない瑠璃に自分の選んだ水着で作画のモデルになる条件で水着を買ってあげたりはしているが、手を出すことはしない。
  98. ^ 自衛のためもあるが、婚約者自らが依頼人兼標的となる「仕事」として始末した。将との会話でも「殺人の時効もなくなったし、とても家庭を持つ気にならない」と話している。
  99. ^ 12年前の下宿からマンションに建て替えるため近所のアパートに引っ越す際の出来事で、瑠璃が間への修学旅行の土産選びに迷ったときにユキエから聞いたもの。瑠璃は間が執筆中は間食をしないことを思い出し、ユキエは思い出しただけで腹が立つと憤慨していた。この話を聞いた3人は改めて唖然とすることとなった。
  100. ^ 本人曰く「男一人なんとか食っていける」程度である上、防犯から調査まで様々な技術が発展した今の時代に犯罪をする人間は本当の馬鹿という考えを持っていた。
  101. ^ 連載が始まったころにいつ打ち切りになってもいいよう最終回の構想は頭の中にある、と瑠璃が同級生らに語っている。
  102. ^ 現代ではアンケートではなく単行本の初動で左右されるため、数週の売り行き次第で打ち切りになることもある、と秋月に話す。そのため将からは社会的信用度の意味で「微妙な漫画家」と言われ怒りを隠せないでいる描写もある。
  103. ^ 闇狩人に復帰したのは主にローン支払いのため。ただし闇の仕事を本業(表の仕事)にはしたくないという思いもあり、瑠璃にも「裏の仕事に使命感とかやりがいとか持つな」と忠告している。
  104. ^ 瑠璃が初めて間の部屋に訪れた際、取り出したカラス口を見て違和感を感じる描写があるものの、視線のほとんどが瑠璃の胸元へ向いていた。
  105. ^ 同様に将にも「(一度禁じた「殺し」というタブーを破る)例外はいっぺんこっきり。繰り返すと癖になるぜ」と語っている。これも「家族の肖像」で自身が決めた闇狩人引退を取り消した経験から。
  106. ^ 当初は瑠璃に見届け役を依頼する予定だったが、実行日が修学旅行中で不在だったため間が見届け人になった。
  107. ^ 旧麻生村・比名町・木島村の3村合併でできた町で、修は旧麻生村に属する。
  108. ^ 修の知り合いでもある依頼主の青年が「探し物」と称して上京し秋月に仕事を依頼するが殺人ではないことで断わられ、その結果自ら犠牲になったため(ただし標的となる人間に殺されたわけではない)、それを気がかりに思った秋月が様子見を兼ねて海水浴の行き先が決まっていなかった瑠璃に比名ヶ浜を勧めた。本来なら間に頼もうとしていたが、とある事情によるアクシデントで動けなくなり、代わりとして瑠璃に頼むことになった。なお、瑠璃はその「事情」を目の前で目撃しているが裏の世界ではまだ面識がなかったため、秋月の言う「あてにしていた人」が間だったとは知る由もない。
  109. ^ 瑠璃と修とは依頼主だった青年の母親が経営する海の家で知り合う。後に修が上京し「仮免許中の闇狩人」として仕事をした際は顔見知りということに難色を示した秋月の判断により瑠璃の顔を隠してサポートすることとなった。のちに街中で間と一緒にいた際にやってきた瑠璃の存在に気付かず、秋月による招集で初めて裏の世界で顔を合わせた時は驚きを隠せなかった。瑠璃になぜ闇狩人になったのかを聞こうとするも間に止められる。
  110. ^ 修の年齢はこの時の相談者カードに記載されていた。
  111. ^ 『⊿』ACT 12では前の仕事で間の「夢も人も大事にし過ぎると祟る(「どんなに大切なものであっても、それを守るために罪を犯すようになってしまえば恨みを買い、地獄に落ちる」という意味)」という呟きを聞き考えを変えている模様で「縁がなかったから、それを受け入れていくしかない」としのぶに話している。
  112. ^ 修の祖父が若いころ乗っていたものを乗り継いでいる。
  113. ^ 間は本業のスケジュールの都合がつかず、秋月を通して二人に託した。
  114. ^ そのうち、修が最初に救助した小学生の男の子は爆破の影響で右足を失ったが、半年後(ACT 20)に修を見かけて駆け付けた。事件時は私立の小学校に電車で通っていたが、事件後は義足を装着し、家に近い公立の小学校に転校していた。再会を喜ぶ男の子を見た修は前向きに生きている姿を見て涙を浮かべながら頭を撫でている。
  115. ^ 標的に対しては涙を浮かべ「バカヤロウ」と呟きながら頭に一撃を与え初仕事を果たす。初仕事の見届け人となった間には「これでお前さんもバカヤロウだな」と言われた。のちにその犯人の父親が通り魔に殺害された時は自らが依頼人となっている。
  116. ^ 修としてはいいトレーニングにもなり、上階に住む高齢の住人としては大変な階段の昇り降りをせずに済む。そのため団地の住人からは孫のように慕われている。配達も自身のスクーターを使用している。
  117. ^ 反対に組んだ相手を囮にして自らが標的の始末の実行役になることは苦手であることを呟いている。
  118. ^ 顔は似ていないが「生き急いでいる、もしくは死に場所を探しているが諦めて生きているわけでもない」という点で。
  119. ^ 明かされる前にも「痛み止め」として飲んでいたり「痛みには強い」と口にしていたり、京介が依頼人の仕事でも金塊を落として落胆していた間に怪我したかと思って用意しようとしていた。
  120. ^ 情報屋としてなら第1シリーズに登場したホームレスのオッサンと同じ位置付け。
  121. ^ それを踏まえた上で仕事に取り掛かる際、依頼人に対しては「(依頼者自身も)闇狩人という凶器を使った人殺しとなる」ことを確認する。別話では瑠璃やしのぶも同様のことを口にして続けるか思い止まらせるか確認している。
  122. ^ ただし、吸っている描写があるのは『新』のACT・4のみで以後は吸っている描写はない。
  123. ^ 秋月としては表も含めて闇狩人同士が顔見知りであってはいけないと考えていたが、間と瑠璃が表の世界で顔見知りだったのを目前で見てしまい愕然としていた。そのため瑠璃と間が一緒にいたのを見たことを伝えた上で間に依頼を出した。のちに街中で瑠璃・間・修の3人が一緒にいることを目撃しまたしても驚くが、次の仕事で人手を必要としていたため、顔合わせの手間が省けたということでよしとしている(『⊿』ACT 9.5)。
  124. ^ 『⊿』2巻(コミックス版)の細川のおまけページより。季節によって上着を脱いだりコートを着用しているが、同じスーツをヨレもなくキチッとしている状態で着ていることを間と瑠璃が不思議に思っている。
  125. ^ 第1シリーズでアイドルの姫野さつきと交際していたが、結婚も含めたそれ以降のことは明らかにされていない。
  126. ^ 街中で娘と一緒にいるところ(父親として娘の言葉遣いを注意していた)を間に目撃されて動揺する描写がある。
  127. ^ 頭にバンダナを巻き眼鏡をかけた年配で小太りの男性。子供ができないまま妻に先立たれている。将が闇狩人であることを知っている模様で、将の現状を察し共犯という道連れとして手伝うことを志願するが、将は感謝の念を想いつつ断った。
  128. ^ 『⊿』単行本4巻の坂口の巻末描き下ろしページによると、京介用の話として20年以上前に思いつくが、資料や取材の量が膨大なため月刊連載でも一人ではとても描けるものではなく、その後分業の仕事が10年続き闇狩人が復活したことを機にこのエピソードを提案したと語っている。
  129. ^ 少し前の夏ごろ(時系列でいえば『新』の連載時)に間の生存確認としてコンビニで漫画雑誌を立ち読みした際に間の連載作が最終回だったことで暇(失業中)であることを確認していた(単行本4巻裏表紙4コマ漫画より)。
  130. ^ 間は過去の件(第1シリーズの京に哭く鬼、デス・トラップ、Let It Beの各編)で命の危険を伴う危ない目に遭っており、京介と絡むとロクなことがないと当初は断ろうとしたが、ポンと渡された札束を見て仕方なく引き受ける。
  131. ^ 招集によって集まった4人を見て、全員メガネをかけていたことに京介は唖然としていた(ただしスクーターでやってきた修はゴーグル姿なので厳密には眼鏡ではない)。
  132. ^ 本作に登場する車両は防弾化(ただしライフルや大型火器には対応していない)とキャンピングカーを牽引するフックを備えている。旧作に登場した車両は左ハンドルだったが、本作の車両は右ハンドルとなっている。
  133. ^ 片桐宅で襲撃者に銃撃を受けるが、ジャケットの下に挟んでいたタブレットPCで命を拾っている。逆に間は仕事中のミスで京介から受け取った報酬の「金のインゴット」を失くしている。
  134. ^ その中で「続きはWEBで とか言うなよ」と坂口の「何も言えない…」のセリフからWEB連載を匂わせる発言ともとれる内容が窺い知れる。なお、この時の坂口は舞台版の会場で販売されたTシャツを着ている姿で描かれていた。
  135. ^ まずは新規読者のために一話完結の物語を一定期間継続してほしい、とサイト運営側から要望を出されていた
  136. ^ sakaguchiikuのツイート(905911462824075264)
  137. ^ 旧作では『力』という下の名前から「リキちゃん」と呼ばれていた。
  138. ^ 具体的な年代は記されていないが、第1シリーズの連載と照らし合わせると平成元年頃を指す。なお坂口は連載が進んでいく内に登場人物より年下だった読者が年上になることを考慮し、作内では具体的な年代を特定せずに物語を作成していることを単行本5巻折返しにて明らかにしている。
  139. ^ 陣内が探していた人物は石動のいた組の幹部で、家出娘を誘い薬漬けにして金を要求して息のかかった風俗店に送り込むことを繰り返していた。一人の女性が警察へ行こうと脱走するが、駆け込む前に捕まえて殺害したことから石動が闇の仕事として始末した。石動曰く同じ組の人物も信用していなく単独犯であることで行動に踏み切った。一方陣内としては表の仕事の唯一の手がかりだったため始末された時は落胆の表情を見せたが、後に石動からそれらの情報を得ていた。
  140. ^ 陣内は石動が闇狩人であったことを察していたが、この時の石動は陣内を一般人だと思い、始末に使った串先で陣内の耳元を狙うが、筋肉隆々の腕でガードされたのちに同業と知り攻撃をやめる。
  141. ^ 「オカマ」と言う言葉は現代では蔑称語に該当する可能性が高いため、あかりはガンコの姿を見て釜を思い浮かべながら「本物だ」と驚いていた。
  142. ^ 将棋一派編は陣内が登場する前の話だったため。
  143. ^ 『⊿』2巻の坂口描きおろしページより。
  144. ^ 『新』で登場した瑠璃の母は作中で「私もじき40(歳)」と語っており、登場時に39歳だったとしても誠が生まれた頃には10代半ばの中学生という計算。
  145. ^ 第1シリーズ「無言劇」編の香も同じ武器を使用し、ACT.20では記憶喪失から戻った間が咄嗟の武器として使用したこともある。
  146. ^ 沖縄での「仕事」の時は電線の上から標的の頭上に目掛けて投げている。
  147. ^ 飲酒運転で母親と子を轢いて死亡させて逃走し、同乗者に出頭させた米軍少佐が標的。誠は同じ事故に巻き込まれ重体となった先輩(母親の夫)から、大介は母親の両親からそれぞれ依頼を受けていた。
  148. ^ 原因は路地から飛び出してきた暴走運転のバイクを避けようとした車に撥ねられたものだった。その事故の原因となったバイクを運転していた男は後述するこの事故とは別件での「仕事の標的」となり、私情を入れないために秋月は仕事を終えてから瑠璃に誠の事故についての真相を伝える。
  149. ^ 小泉との会話で、脳からの命令が首から下に届かず機械で心臓や肺を動かしている状態のため、意識はあるが動くことも話すことも食べることもできない状態であることを話している。
  150. ^ 瑠璃が代わりにリストアップされていた依頼内容を半年がかりで完遂したため、後に秋月へ渡される。リストのうち、最後の標的である通り魔は『新』ACT・1の冒頭で始末されている。
  151. ^ ただしドライブレコーダーが登場したのは2000年代に入ってからで、回想時は厳密に言うと1990年代だったためまだドライブレコーダー自体存在していない。
  152. ^ そのピックも側溝に落ちるよう計算されていた。将自身はこの時既に闇狩人を引退していたが、重い腰を再び上げるくらい切実で且つ筋の通った依頼だったことを振り返り、その日は嫌になるくらいキレイな空だったことを回顧している。
  153. ^ sakaguchiikuのツイート(951446777579712512)
  154. ^ 全国各地に腕のいい闇医者を押さえているため、翌日には回復していた。
  155. ^ 耳の穴については第1シリーズ外伝『家族の肖像』や『新』ACT・4でも使われた手法。
  156. ^ 悪貨メンバーに追われた末トラックに轢かれて死亡する。殺害される前、出会い頭に石動に預けたスマホに猪俣が殺された決定的瞬間の証拠があり、後で連絡すると言われるも連絡が来なかったことで真相が明るみに出た。
  157. ^ 残りの二人は秋月によって隠れ家的名店と称しテナント物件を擬装した店に誘い込み、間と瑠璃によって始末された。
  158. ^ この時の石動は22歳だが、坊主に近い短髪で老け顔ということもあり小学生の女子におじさんと呼ばれていた。
  159. ^ 4階建ての1部屋2LDKで各階4部屋の全16部屋。
  160. ^ 数日ながら暴走族のヘッドをしていたことやいじめを止めるための威嚇として校内の女子トイレの壁の穴を拳で開けたことなど、そのほかにも暴力団を一つ壊滅させたというデマまで流れていた。
  161. ^ 「スケ番」という名称も『⊿』ACT 23で欄外に注釈が付く程死語化しているためか、現役世代の一部には「学生時代からスケパン(スケスケの下着)を穿いていた」という誤解も広まっている。将子に問いただされた際には思わず「買ったことはあるが、穿いたことはない」と白状している。
  162. ^ この男子生徒は『⊿』ACT 2にも登場しており、屋上からの街並みを撮影したいがためにスカートがめくれていることを知らずに夢中になる瑠璃を見てあまりの羞恥心のなさに将子共々唖然としていた。
  163. ^ 将子曰く「デート」と称して親子で出かけていたところに、漫画の道具を購入に出かけた瑠璃と間に会う。
  164. ^ ユキエは第1シリーズのACT.17で将が出演した公開録画を生で見ているため、将とは間接的な面識はある。
  165. ^ 『新』第3巻表紙のおまけ4コマより。歌っていた曲は「Ashura」(第1シリーズACT.17の公開録画で将が歌っていた曲〈こちらは「アシュラ」表記〉と同じ曲)で、歌を聞いていた瑠璃は「パパりん」としての将を脳裏に浮かべでいた。
  166. ^ 婚期に悩むユキエに30歳までに結婚すると宣言したり、間に自身の著書にサインをねだったときの本が中古本だったり、修のことを気にするしのぶにその気がある素振りを見せたり(実際はただ奢ってもらう目的だった)など。
  167. ^ そのときに拾ったモルヒネのアンプル瓶で修の病状を知ることとなる。
  168. ^ この時は二つの異なる系統の洗剤を混ぜたことによる有毒ガス発生の異臭事件によるもの。
  169. ^ 『⊿』では瑠璃は苗字で呼んでいる。
  170. ^ 仮に治ったとしても弾が脊髄を傷つけていたため歩くことは絶望的な状態だった。
  171. ^ 後姿のみならACT 4の終盤から登場
  172. ^ 父親がヤクザだったことは将子としのぶには言わないよう口止めをされ、水族館でのイルカショーを見た時に将子としのぶの間に置かれた美奈子の写真に向かって「ごめんなさい」と呟いていた。
  173. ^ 「MIO」とチューリップの刺繍の入ったピンクのハンカチで、美緒曰く自分が小学生の時に持っていたもの。瑠璃に「君の友達が落とした」と言って渡した。
  174. ^ 父親も最初の再会時に「自分はいつか誰かに殺さないといけない気がするが、もしそうなっても誰も恨むな」と美緒に語りかけていた。
  175. ^ 『⊿』作中に登場した刑事同士の会話より。
  176. ^ この一件で修やしのぶも巻き添えとなり、しのぶは一時意識不明に陥る。修は間らとは別口で犯人捜しをするが、秋月から先走った行動を取らないよう釘を刺されている。
  177. ^ 過去に間が知り合いの漫画家が自殺した際に「どんなに仲が良くても好きな人でも自殺する奴はキライだ」と言い葬式に行かないと話していたことを岩井が思い出している。これには間には自分の葬式には出てほしいという想いから口にしたもの。
  178. ^ 入り口を開けるとガスボンベが爆発するよう仕組まれていた。本来は修を狙った罠だったが、健さんが髭剃りを返しに入ろうとしたときに爆発した。カセットコンロを持っていたため、買い置きのボンベに引火したと判断されたが、普段買い置きなどしていないのを知っていた修は自分がした警告から引き起こされた物だと気づいた。
  179. ^ プールでの会話で「私もじき40」と口にしていることから。
  180. ^ 茜の他に外交特権で日本に雲隠れしていた男も標的となっていたため秋月としては二人で始末にかかりたかったが、どうしても一人でやるという瑠璃に様子の異変を感じた秋月が間に声をかけた。
  181. ^ 些細な理由をつけては「躾」と称して彼女を虐待し、それが原因で引っ越しを繰り返しており、児童相談所も踏み込めず警察も民事介入ができないことをいいことに引っ越し早々虐待を再開していた。
  182. ^ 石動は母親に対し「この家族を終わらせてあの子を助ける」と呟いていた。なおタエ自身はベランダに追い出された状態にいたためその姿を目撃していない。
  183. ^ 義理の母を殺す目的で標的となる二人の兄弟がスマホに集中している人物をターゲットに無差別攻撃を繰り返し、4件目で義理の母親を殺害する。この間に一人の男性会社員も命を落とし、その妻の依頼で裏の仕事となった。被害者の中には石動の養女タエが通う保育園の先生も含まれていたことで石動も犯人を捜していたが一命を取り戻したことで殺す必要がなくなり、標的の郵便物に仕込んだ盗聴器を傍受するための無線機(録音機能付き)を修に譲る。その会話がきっかけで標的となった兄弟は瑠璃と修に始末された。なお、その兄弟は義理の母を母親とは思わず、前の年に亡くなった実の父親の財産を食い潰すことが許せなかったため犯行に及んだ。
  184. ^ この時はドラッグストアに勤めていた。
  185. ^ 肩先くらいのセミロングの女性だが、顔ははっきりとは描かれていない。
  186. ^ 唯は大学からそのまま帰宅の予定だったが帰路の電車が事故で止まり現場には居合わせなかった。
  187. ^ この時、仁科がアルバイト先から唯の家にバイクで向かう際の暴走運転が原因で誠が事故に巻き込まれることとなった。
  188. ^ 保釈と似た扱いとなるため完全に野放しになったわけではなく、秋月がコンビニの馴染み客となって逐一行動をマークしていた。このケースの場合、身元引受人や担当弁護士に定期的に連絡を入れることで仕事や旅行も可能。
  189. ^ 記憶喪失の回復時に喪失中の記憶を失うというのは現実にもあるパターン。喪失時は口調も対応も丁寧だったのが、明らかに口調や態度が変わったこと(タバコを購入する際「いつもの」で通じなくなった)で、秋月は記憶が戻ったことを察知していた。
  190. ^ 唯は余命半年 - 1年のがん告知を受け、秋月に仁科の今後を託して半年ほど前に他界していたこと、記憶が戻ったら「自主的」に裁きを受けるように願っていたことなど。
  191. ^ 同時に法の裁きを拒否した場合は殺すようにも依頼していた。これが唯の最後の願いだった(これらの依頼を秋月に託して息を引き取った模様)。
  192. ^ これは記憶が戻ったときの唯の後追い自殺に見せかけるためで、凶器も秋月の指定によるもの。唯の両親や婚約者を殺害したときの凶器も仕事で使っていたカッターナイフだったため、首に刺さったカッターナイフで秋月を襲おうとしたが出血によりその場に倒れる。
  193. ^ 前金で100万円と前述の携帯。成功報酬は900万円。始の持つ資金額を聞いた間は「最大591人殺し屋がくる」と将に忠告した。
  194. ^ 通称「車屋」と呼ばれる車を使った殺し屋で、プロの殺し屋の間でも嫌われる手口だった。
  195. ^ もともとは証拠隠滅用に作った仕掛けで、特定の信号で意図的にバッテリーが破裂するよう作られており、耳元だと殺傷能力があったことを知らなかった。秋月も別口で依頼を受けており、依頼を請け負った瑠璃が始末する前に携帯が破裂したことで死亡し依頼が成立しなかったため返金となった。
  196. ^ 当初依頼を受けた間の携帯から将が出た時にその携帯を爆破して殺害しようとしたが、「お前になら殺されてもいい」という言葉から爆破を止め事の真相を聞くこととなった。この直前に公園で自分が殺した「車屋」の子供と話をした時に「君になら殺されてもいい」と思いながら見送っている。
  197. ^ 漫画資料としての風景撮影と称して近くのアパートの踊り場を借りて、秋月から借りた超望遠レンズを使って様子を見ていた。
  198. ^ 秋月も日傘を武器とする女性の闇狩人(情報交換程度の付き合いしかない)から依頼を受け、3日経っても依頼料を取りに戻らなかったら仕事を引き継ぐよう頼まれる。結果的にその女性闇狩人も戻ってこなかったため「もう一つのバトン」として仕事を引き継いでいた。
  199. ^ 想いを寄せていた女子生徒が在学中に権田らが卒業しているのと、半年後に16歳(学年でいうなら高校2年生)で同級生の菊池に殺害されていることから2学年上であることが窺える。
  200. ^ 菊地に殺された最初の犠牲者である女子生徒は中島と共に告白した相手。彼女は中島を選んだものの、本人にとってはそれでも大切でかけがえのない存在だった(そのためお互い他の女性と結婚しなかった)。菊地の2件目の事件の時効が成立した4年後(現代から3年前)に中島が菊地を探す途上で倒れたとの連絡が来て(返り討ちに遭ったのか病に倒れたのかは定かではない)、病床の中島から彼女の星座である射手座が刻印された「婚約の約束指輪」をバトンとして託される。
  201. ^ 身を案じた修が菊地の家へ駆けつけた時にはすでに変わり果てた姿になり、遺体はコンポストの中に詰められていた。そして傍に捨てられていた指輪を拾いバトンを受け継ぐ。帰り際にすれ違った菊地の右頬に指輪の型の入ったパンチの跡が残っており、それを見た修は目的を果たしたことを確認し涙を流す。一方でホームレス仲間の健さんには「菊地に一発入れた後にボロボロになった体を治すため田舎へ帰った」ことにして殺されたことを伏せていた。バトンとして受け継いだ指輪は犠牲になった女子生徒の仏前か墓前に供えたい物として秋月に遺族の住所かお墓の場所を教えてもらうよう頼んでいる。
  202. ^ 復讐をした際の法的な扱いや確実な殺し方を教えてくれた者や、引き留めてくれた女性もいた。
  203. ^ 二人の時は助けることができなかったため、今度こそは間に合わせるという思いから。
  204. ^ 細川真義のことだま屋xZリポートの5ページより。
  205. ^ 電車内に爆発物を置いてスマホを使った遠隔装置を使って爆破するようになっていた。結果的に橋の上で爆発した車両は脱線し川に落ち、多数の死傷者が出た。その中には同じ高校の生徒で雄一郎に「金を無心しては返さずに集り続ける」者や、他校の生徒と恋人同士の者も含まれていた。
  206. ^ 静香と付き合っている男子高校生の浩(ひろし)も雄一郎と同じ学校の生徒だったが、爆破に巻き込まれて命を落としている。静香は違う高校に通っていたため手前の駅で降りていた。続きであるACT 20では浩の母親が遺影を持って秋月が弁護団を務める被害者の会の説明会に参加している姿が見られた。
  207. ^ 美緒の母親と出会ったときにはすでにお腹の中に美緒はいた。
  208. ^ 指名手配された数日後に新潟から署名入りの離婚届を送ってきてそれっきりの状態だった。
  209. ^ 幼少の美緒には「自分が悪いことをしているため供養のために入れた」と語っている。そのうえで「この仏様には56億7千万年後に現れてすべての人を救済してくれる」とも語る。
  210. ^ 薬莢に消音機能を持たせているためサイレンサーがなくても消音効果があるが、特殊な薬莢ゆえに薬莢の入手には難を要する。
  211. ^ 「新牙(シンヤー)」の残党で、1年前に道竜組の依頼でボスである金春泥(ワン チュンニー)を始末した事で命を狙われていた。
  212. ^ 一般人を巻き込むことを避けるため、美緒に身の危険が及びそうになったため、(白神を大介の仕事として)他人には殺させないための理由から屋上の男は別行動をとっていた瑠璃によって始末された。
  213. ^ 瑠璃も建物に手を伸ばすも掴み切れず落下しそうになったが、大介のルアーの仕掛けをコートの留め具に引っ掛けたことによって転落を免れる
  214. ^ 修学旅行は楽しい思い出のままで、との美緒に対しての配慮から。
  215. ^ 「新品が買えないなら、買えるようになるまで努力すべし」とも語っており、一概に問題のある主張ではない。
  216. ^ 本人曰く、あらゆる「処理」のために裏社会から引き抜いた人間。
  217. ^ 間は一柳にユキエとの関係をキスまでの中学生みたいな付き合いと話しており、実際に第1シリーズのACT.1で教室に押し掛けた借金取りから身を守った礼としてユキエが間の頬にキスをしているのと、ACT.20で記憶喪失になった際に自室でキスをする寸前までの描写があるが、それらを指しているかどうかは不明。補足ではあるが、ACT.14でユキエが入浴中、来客していた親戚に下宿内を案内していた間に入浴中の姿(全裸)を見られている。
  218. ^ 食事の際に3年前の春奈の殺人を闇狩人に頼みたかったと言ったため、会計の釣りである980円を依頼料に一柳を依頼人兼標的として始末する結果となった。
  219. ^ 原爆自体は腐食対策はしてあるものの長年海中に沈んでいたため、万一腐食対策が限界を超えて中のウランが露出すると日本の海上周辺は一瞬で死の海になるとのことから。
  220. ^ そのため、何かの時に備えて月に一度は射撃訓練を受けていた。
  221. ^ 木所の祖母、門倉多江(かどくら たえ)は戦時中は広島にいたが、原爆投下前日に急病で爆心地より離れた病院に入院し難を逃れる。しかし被爆した女として結婚後も苦労していたためそれ以降のことを話したがらなかった、と片桐に伝えている。
  222. ^ 戦時中の回想のみの登場。片桐から渡された原爆用の信管を持ち込み、装填するのは自分が適任と潜水艦に乗り込むが、突如現れた敵国軍の戦闘機による集中砲火で潜水艦が沈没し命を落としている。京介が原爆の回収に潜水した際に門倉のと思われる頭蓋骨と眼鏡が遺されてあり、京介は回収が後回しになることを呟いていた。多江は末の妹で、木所から多江のことを聞いた片桐は偶然もあると呟きながら「血族は絶えていなかった」と心の中で門倉に涙ながら語りかけていた。
  223. ^ 「お宝」である原爆が京介の車にけん引されていたキャンピングカー(カーゴ)に積まれていると思い京介の車を追跡していたが、途中でブラウニーに狙撃され切り離されたカーゴを確認した所原爆は積まれておらず、張り付けてあった手紙を見て憤慨する。その手紙には間の描いた京介の顔と共に、京介の手書き文字で「今日中に来たら原爆のありかを教えてあげる」と書いてあった(間の絵と京介の文字の説明は単行本4巻カバー下表紙のおまけ4コマより)。原爆そのものは貨物船で公海上に持ち出され、最終的に南極まで運ばれていた。そのため秘密裡に奪おうとした計画が失敗に終わる。
  224. ^ 京介としては原爆については存在していたという事実を公表することが目的で、その目的が達成されたことで原爆よりも殺された仲間の復讐を優先していた。
  225. ^ 表の仕事で浜口らを殺したのシルバだっため結果的には仇討ちになった。とどめを刺される前に寝返る振りをして時間稼ぎをしようと考えるも京介に見抜かれていた。
  226. ^ 間はこの時ナイフで応戦したブラウニーに止めを刺した際、最後の力で襲い掛かってきたところを間一髪で交わすもジャケットのポケットを切り付けられ、海に落ちそうになったはずみで切られたポケットから金塊を海へ落としてしまった。
  227. ^ 実際には間の乗船する漁船が引き上げていた。
  228. ^ その攻撃を間は「マンガで読んだダイナマイト漁法と同じ」と脳裏に浮かべ、水中にいた京介は爆発の衝撃波がモロに伝わったことで「巨人に両足を持たれて地面にたたきつけられた気分だ」と間に伝えている。
  229. ^ 実際は全部を言い切る前にマイクのケーブルが切れて転落した。
  230. ^ 過去に見学した原子力発電所の現状に呆れており、より効率よく発電する方法や、安全な廃棄物処理や廃炉の技術。更に現時点では構想でしかない核融合発電の実用化を研究したいと語った。
  231. ^ 息子は京介から大学へ行くための学費や多額の補償を受け礼をするが、京介は「自分が誘わなければ父親は死ぬことはなかったから礼をする必要はない」と返している。浜口自身も死の間際、京介に息子の大学卒業までの学費を貸してほしいと頼んでいたが、京介は貸すことを拒んだ上でその子の未来に投資すると返答している。
  232. ^ この一件で全財産を処分し、保険金の受け取り名義を変更するなど被害者のために充てていたが、それでも返済の目処が立っていなかった。秋月も被害者の会の弁護団として参加しており、加害者側の関係者と示談交渉していた。被害人数が多くて賠償額が少ないと怒りを露わにし裁判に持ち込もうとする者もいたが、本来ならできない加害者遺族への賠償請求は(加害者遺族側の)誠意によるものだと説明して被害者遺族の感情を押さえていた。
  233. ^ その後も転居先や転職先も突き止められ晒されたことから、秋月が削除依頼を出していた。
  234. ^ 責罰(せきばつ)とは天誅や鉄槌の類語。
  235. ^ 誠一郎を刺した犯人は瑠璃の同級生である司(つかさ)の氏名不詳の兄で、堅物な父親の影響で「大学も国公立じゃないと人間として駄目」という考えを持つ3浪の浪人生だった。過去にも別件で交通事故の加害者だった人間を夕立を狙って刺殺しているが未解決事件として扱われている。「天啓」や「外界に赴く」等、一般では使わない言葉を使い、ネット掲示板で誠一郎の死を願うコメントが1000件に到達したため自称「善良な市民代表」として犯行に及んだ。
  236. ^ 「標なき旅」編で京介が間に依頼したときと同じように自らを依頼人として秋月らに依頼し、京介から受け取った金のインゴットを依頼料として出した。しかし、標的を突き止めて実行するところを「目撃者でもあり、警察の事情聴取にも応じている(実行すると足がつく可能性があるため)」ことから秋月に止められ、瑠璃の実行時はアリバイ作りで現場から離れたところにいるよう命じられる。
  237. ^ このことにより、司一家もネットでの誹謗中傷に遭い引っ越しを余儀なくされた。
  238. ^ そうなると保険金の支払いができなくなる。
  239. ^ Amazon社など。
  240. ^ 手を引くこととデータを渡す条件で今までの経費の2倍の金額が振り込まれたという。
  241. ^ 宗派にもよるだろうが、一般人から得度して僧侶になる場合ならともかく、親の跡を継いで僧籍を得る場合、近代では俗名を訓読みとし、法名は音読みにする傾向がある。
  242. ^ アクション現代劇「闇狩人」舞台化!高杉真宙と横浜流星が待望の共演”. コミックナタリー (2016年1月6日). 2016年1月6日閲覧。
  243. ^ 「ことだま屋xZ リポート漫画」第1回第2回 ※第1回は単行本4巻、第2回は6巻の各巻末にも収録。
  244. ^ 石動も同様に告発サイトを利用しているが自ら盗聴など非合法な手段も用いて情報の裏取りをしている。
  245. ^ 殺しを続けていくうちに拳銃での殺人をしたくなっていき、この時も「補導されかけた未成年者がナイフで抵抗し、警察官(森)を殺害しなおも暴れたことで自分が拳銃で射殺する」というシナリオを考えていた。
  246. ^ 森は街中で酔っ払いの対応をしていた時に松田が瑠璃を追いかけたため遅れてやってきた。
  247. ^ 通報して逮捕することも可能だが、それだと正しく裁かれず刑が軽くなることから闇狩人への依頼となった。
  248. ^ それでも母親の無念を晴らすべく、闇狩人に依頼してでも人殺しになる覚悟を決めていたが、連絡が取れた秋月からすでに別件で依頼を受けていると言われ依頼は受けられなかった(秋月は同時に用意したお金は将来のために役立てるように伝えている)。その先約の依頼は父親からであり、父親も依頼の際に娘も闇狩人を探していると言い、その依頼は受けないように頼んでいた。このことは恵子自身は知らない。
  249. ^ 秋月はそれを回収しており、そのことを聞かされた間は嘱託殺人を犯しながら突き止めてくれと言わんばかりな後始末をしている犯人の行動に秋月と共に「殺人なんてホントにバカしかやらないのか」と自己嫌悪に陥っていた。
  250. ^ ただし秋月はもともと殺しの技術がないのと、瑠璃も仕事にかかる前に自分の描いた漫画作品が月刊誌の月例漫画賞に出してもらったという気持ちの浮かれで攻撃が弱くなり室井に反撃された可能性もある。
  251. ^ 京に哭く鬼編のしのぶ等一部を除く。ユキエのもう一人の子分の女性(明日美ではないほう)については話中で披露している。
  252. ^ 裏表紙の右3分の1の塗りつぶし部分に表紙と同じ高層ビルの夜景の写真が入る。「~の巻」の表記があるのはこの巻のみ。
  253. ^ この巻よりカバー上の四本線が消える。
  254. ^ この巻よりカバーの表紙のみ「闇狩人」ロゴが変わる(それ以外の背表紙やカバー下表紙、標題紙などには変更はない)。
  255. ^ 読切として「はじめの一歩」(月刊少年ジャンプ増刊『HOBBY's JUMP』87年Vol.12掲載作、復刻版未収録)を収録。この作品はラブコメではあるが、表の世界の間とユキエの関係のベースとなった作品。本編の連載が本来の予定から1話短くなったことで4巻巻末に空きができたことによる収録であることを明かしている。そのため5巻に収録予定だったACT.17を4巻に前倒しで収録している(JC版5巻48ページに記載)。
  256. ^ 書籍版のみ特別読切として「無名の剣」も収録。
  257. ^ 扱い上は同作者の『がんばればHERO』『100%』に続く『坂口いく短編集』の第3巻。そのため既記単行本のシリーズ(続刊)としては扱われない。
  258. ^ カバー下表紙等のレイアウトは『新』のを継承している。
  259. ^ デジタル版は描き下ろしページや表紙および裏表紙の4コマ等のおまけページはカットされた再編集版となっている。
  260. ^ 例としてはACT.11~13『無言劇』=「無言劇」、ACT.18『ドリーマーズ』=「SWEET&TEARS」(共にTHE ALFEE)など
  261. ^ 連載第1話であるACT.2も1987年11月末に連載決定が決まり、いわゆる年末進行(締切がいつもの月より早くなる)の事情から大増ページや巻頭カラーなどをせず始まったが、その代わり勝手に前後編や3部作にしたり単行本カバーのレイアウト変更(3本線を外したり途中でタイトルロゴを変更するなど等)をしたり、更には終了予告と好き放題にやっていたことを単行本6巻あとがきに記している。






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