斎戒が禁止されている日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 07:22 UTC 版)
「イスラム教における斎戒」の記事における「斎戒が禁止されている日」の解説
イスラム教では斎戒が敬虔な行為とみなされるが、スンニ派の学者の大多数によれば斎戒が禁止または推奨されないと考えられる時期がある。 イード・アル=アドハーとその後3日間。なぜならムハンマドが「あなた方はこの日々に斎戒してはならない。その期間は飲食をしてアラーを想起する日々である」と述べたと、アブ・フライラによって伝えられたため。 イード・アル=フィトル このほか、金曜日を選んで毎週金曜日だけ斎戒することは禁じられている。これはムハンマドの「間違いなく、あなた方にとって金曜日はイード(休日)なので、前日または翌日に斎戒するのでもない限り斎戒をしてはならない」という言葉をアムル・イブン・アル=アースが聞いたためだという。 年じゅう毎日の斎戒に報いはないと考えられている。ムハンマドが「永続的に斎戒する者には斎戒の報いが一切ない」と語ったとされ、このハディース(言行録)がスンニ派の学者によって本物と考えられているためである。 クルアーンには、斎戒の日に関するこれ以外の禁止事項は含まれていない。
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