文中子中説とは? わかりやすく解説

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文中子中説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 13:53 UTC 版)

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文中子 中説』(ぶんちゅうし ちゅうせつ)は、中国代の儒学者である王通と、その門弟子たちとの対話を記録したとされる書物である。10巻。

各巻が、

  1. 王道
  2. 天地
  3. 事君
  4. 周公
  5. 問易
  6. 礼楽
  7. 述史
  8. 魏相
  9. 立命
  10. 関朗

の各編に相当する。

本書は、孔子の門下、孔門における『論語』に擬えて蒐集記録されたものである。11世紀初頭、北宋阮逸の手になる注が施され、王通の門人である杜淹の撰とされる『文中子世家』を附している。

ただ、通行本には、時代錯誤に当たる記述が見られるなど、問題が多く、阮逸撰述説まで現れるに至った[1]。しかしながら、王通は実在の人物であり、本書は『新唐書』「芸文志」に、全5巻として著録されている[1]

脚注

  1. ^ a b 森「文中子」『アジア歴史事典』8巻、195頁

参考文献

  • 森鹿三「文中子」『アジア歴史事典』8巻収録(平凡社, 1961年)、



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