携帯電獣テレファング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 06:20 UTC 版)
ジャンル | RPG |
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対応機種 |
ゲームボーイ ゲームボーイカラー |
発売元 | スマイルソフト |
人数 | 1人~2人 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 2000年11月3日 |
携帯電獣テレファング(けいたいでんじゅうテレファング)は2000年11月3日にスマイルソフトから発売された、携帯電話を題材としたロールプレイングゲーム。「パワーバージョン」と「スピードバージョン」の2バージョンが同時発売されている。
概要
発売された時期によく見かけられた「ポケモン風ゲーム」の1つだが、電獣(モンスター)と意気投合した後、お互いの電話番号を登録することで初めて仲間になるという、単純な「ポケモン風ゲーム」にとどまらない独創的な作風で話題を集めた。戦闘になった際に電話をかければ電獣を呼び出せるが、「忙しいからちょっと遅れる」と言いだして駆けつけるのに時間がかかる場合もあったりと、本当に誰かと待ち合わせしているような感覚をシステム上で演出していた[1]。
非公式の英語版
本作の「パワーバージョン」と「スピードバージョン」は非公式の英語版が作成されている[2][3]。
本作は『ポケットモンスター』シリーズとは無関係ではあるものの、この英語版はPokémon Diamond(本作の「パワーバージョン」)およびPokémon Jade(同「スピードバージョン」)として売り出されており[2]、Pokémon Jadeのパッケージにはポケモンでもテレファングに登場する電獣でもなく、『もののけ姫』の「シシガミ様」があしらわれていた一方、Pokémon Diamondには青い蛇のような謎の生物が描かれていた[3]。
これら非公式の英語版は翻訳の精度の低さとクラッシュを引き起こすほど深刻なバグが含まれていることで知られている[3][4]。
続編
2002年4月26日には続編「携帯電獣テレファング2」がゲームボーイアドバンス用に発売されている。
脚注
- ^ ブームに便乗「ポケモン風」ゲーム・3選 国民的人気キャラも!? マグミクス 2023.03.31 (2024年2月5日閲覧)
- ^ a b Brown, Mark (2008年5月29日). “Bizarre Bootlegs - The Lighter Side of Piracy”. BritishGaming.co.uk. オリジナルの2008年7月8日時点におけるアーカイブ。 2012年12月9日閲覧。
- ^ a b c Alexander, Leigh (2008年5月29日). “Actually, Piracy Can Be Pretty Hilarious”. Kotaku 2012年12月9日閲覧。
- ^ Avery Miller (2015-11-21), Hacked Pokémon Diamond Bootleg - Game Glitch 2016年5月31日閲覧。
外部リンク
- 「携帯電獣テレファング」公式サイト(インターネットアーカイブ)
- 「携帯電獣テレファング2」公式サイト(インターネットアーカイブ)
- 携帯電獣テレファングのページへのリンク