授乳による乳児の死亡
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 10:17 UTC 版)
コデインを使用していた母親が授乳を行った乳児が死亡した症例の報告がある。ヒトの体内では投与されたコデインの約10%がCYP2D6によってモルヒネになるとされている(後述)。本症例は、授乳婦の体内でコデインから生成したモルヒネが、母乳を通して乳児に移行し、モルヒネの毒性によって乳児が死亡したと見られている。なお、誘発中枢抑制の発現には母親のシトクロムP4502D6(CYP2D6)遺伝子型が影響していると報告されている。
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