押出し
- 高座へ出た時の貫禄。お客から見た目の立派であるか否やだ。「あの男、芸は拙いが押出しがええのが徳や」とか、或は「あの人、芸は相当なもんやが押出しが貧弱だ」と、よく云う言葉である。三代目桂文団治は小柄な痩せたお爺さんであつたが、この人が和歌山市の弁天座の大舞台の切席に、素噺で登場したのを見たが、それが実に立派で、何んともいえぬ風格が供はつて居たのに敬服したことがある。
分類 芸能
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