御長近人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/25 04:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動御長 近人(みなが の ちかひと)は、平安時代初期から前期にかけての貴族。池田王の後裔。御長有道の子とする系図がある[1]。官位は従五位上・越後守。
経歴
承和8年(841年)従五位下に叙爵し、木工頭に任ぜられる。のち、右衛門佐を経て、承和13年(846年)陸奥守、仁寿2年(852年)越前守と地方官を務める。天安3年(859年)2月に大蔵少輔に任ぜられて京官に復すが、早くも11月には従五位上・三河守に任ぜられて再び地方官に遷ると、貞観2年(860年)越後守と、仁明朝末から清和朝初頭にかけて主に地方官を歴任した。
官歴
『六国史』による。
- 時期不詳:正六位上
- 承和8年(841年) 正月22日:従五位下。2月6日:木工頭
- 承和12年(845年) 8月7日:右衛門佐
- 承和13年(846年) 7月27日:陸奥守
- 仁寿2年(852年) 8月7日:越前守
- 天安3年(859年) 2月13日:大蔵少輔。11月7日:三河守。11月19日:従五位上
- 貞観2年(860年) 3月20日:越後守
脚注
- ^ 鈴木真年『百家系図稿』巻9,御長真人
参考文献
- 御長近人のページへのリンク