差動・バランス線路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 01:02 UTC 版)
信号の線路は供給線路と戻り線路がある。通常戻り線路はシグナルGNDへ接続される。シグナルGNDがゼロ電位であれば、信号線路はノイズの影響を受けにくい。但し実際には電圧が存在する場合があり、信号のS/N比が悪くなる。戻り線路に供給線路と逆位相(位相差180°)の信号を使用すると、有効なシグナルGNDがなくとも、発生するノイズがキャンセルされ、信号のS/N比は良好な状態を維持できる。日本や米国で採用されている単相3線式の200V(米国は240V)は差動・バランス線路の一種であり、単相200V機器を接続した際、線路にノイズが発生しても逆位相の為キャンセルすることができる。
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